こんにちは、ぽんぽです。「チャーリーズエンジェル 」がイマイチで「チャーリーズエンジェル フルスロットル」が大好きな自分は、、、マイルドでライトな「チャーリーズエンジェル 」ファンですかね、多分(笑)。そんなにわかファンである自分に朗報が。20年近い時を経てシリーズ新作が公開、しかもリメイクかと思いきや前作の続編らしいとの情報。続編作るには時間経ち過ぎな気がしないでもないですが「あれ、意外とワクワクしてるゾ、自分(笑)」。という訳で思いがけない続編に興奮しながら鑑賞してきました〜。では本作の製作秘話含めた感想(ネタバレ)、紹介していきたいと思います。
「チャーリーズエンジェル(2020) 50点(感想ネタバレ)」
作品情報
2020年日本劇場公開 アメリカ
ジャンル: アクション・コメディー
監督&脚本 エリザベス・バンクス
制作総指揮 ドリュー・バリモア、レナード・ゴールドバーグ他
出演者 クリステン・スチュワート、ナオミ・スコット、エラ・バリンスカ、エリザベス・バンクス、パトリック・スチュワート
あらすじ
国際機密企業チャーリー・タウンゼント社の女性エージェント組織=通称「チャーリーズ・エンジェル」のサビーナ、エレーナ、ジェーンのもとに、「新開発のエネルギーが兵器化される」という情報がもたらされ、それを阻止すべく3人は命を懸けた戦いに挑む。(映画comより抜粋)
新エンジェル3人の美貌はシリーズ最高峰!しかし笑いを抑えアクション路線へ舵を切った結果、凡作アクション映画に!
【新エンジェル達のユーモア台詞は笑えず変装はオシャレ過ぎ】
前作の下ネタギリギリのお馬鹿台詞は鳴りを潜め、本作のエンジェル達の会話はとても優雅でユーモラス。よく言えば知的、悪く言えば気取った感じ。正直、全然笑えません。そもそも欧米のユーモアとか、皮肉ったジョークってのが1番、日本人に合わないんですよね。本作もそのタイプ。例えば、アメリカ人なら笑えるのかも?と察しが付くような場面でも結局、何が面白いのか分からない上にジョークとして出来の良いネタを使っていない感じです。エリザベス監督の笑いのセンスが明らかに「チャーリーズエンジェル」シリーズが好きな層が好む笑いとズレてしまってます。
そんなズレはシリーズお馴染みのコスプレ潜入の場面でも感じられます。前作の無駄にどエロいコスプレ衣装とは違い、本作ではデザイン的なインパクトほぼ皆無。平凡な衣装ばかり。ただ単にエンジェル達がシックでおしゃれな変装しているだけでそこに笑いは一切生まれてないんですよね。
【新エンジェル達の美貌とアクションはシリーズ最高峰!】
新エンジェルを演じる主演女優3人の美貌とアクションはシリーズ最高峰と言っても良い位、個人的に好みなんです。
エレーナを演じるナオミ・スコットはエンジェル見習いらしく、アワアワ言いながら危機を乗り切る姿は月9女優っぽい可愛らしさですし、サビーナを演じるクリステン・スチュワートは中性的でボーイッシュな美貌はずっと観てられる美しさ。そして、ジェーン演じるエラ・バリンスカは美貌は勿論、美しいのですが何よりもアクションが凄い。主演女優3人ともアクションは中々の出来なのですが、エラだけパンチとキックの迫力が段違い。更に銃器を構えた時の胴に入った姿で明らかに、この人、レベル違うなと察しが付くアクションが見られます。
本作の主演女優3人は明らかに前作のキャメロン、ドリュー、ルーシーのアクションを上回る良い出来のアクションを魅せてくれます。
【続編ではなく別物!世界観は受け継ぐも大幅な路線変更へ!】
本作は続編と言われていますが別物と捉えた方が良いかもしれません。新たなボスレーの登場や「痩せ男」に似た敵が出てきますが、そこは前作の世界観を受け継ぐ程度。話の繋がりはほぼありません。シリーズの仕切り直しをガッツリしたゴリゴリの新作ですね。
なので前作のエロい変装→おしゃれ変装へ、前作のお馬鹿台詞→ユーモアな台詞へ。前作のお馬鹿さとエロさを極力抑え目にすると言うかなり大幅な路線変更をしております本作。エンジェル達の性格もより現実味のある等身大の女性な感じですし。
何と言いますか、今回、結構真面目に女スパイアクション映画を撮ろうとしてる雰囲気をヒシヒシ感じるんですよね。そこはやっぱりエリザベス監督の現実味ある女性としての感覚なんですかね。「前作みたいなお馬鹿映画は撮ってらんないわよ」みたいな(笑)
結果、綺麗な女性達が出演してる唯のアクション映画になってしまいましたとさ、オウ、NO!
【平凡なアクション映画でも続編希望!3人にまた会いたい!】
映画としての出来は平凡ですが、続編は希望したいんです。魅力的な美貌を持つ3人のエンジェル達が絆を深め、姉妹的な仲の良さを見出していく心の交流が丁寧に描かれていて所々、ハッとする位、綺麗で可愛くて。普通にこの3人のワチャワチャした仲良し場面をもっと見たい欲求がメッチャあるんです(笑)。
残念ながら興行収入的には大爆死を遂げたらしいので続編は絶望的となりそうです(泣)
新エンジェル達の魅力的なキャラをこのまま終わらせてしまうのは余りにも勿体ないゾ〜。
いつの日かまたサビーナ、エレーナ、ジェーンの3人にまた会えますように。
製作秘話
- 主演女優3人が打ち合わせで初顔合わせをした時、クロステン・スチュワートは3人の緊張した空気を和らげる為、盛り上げ役を買って出ようとしたが既にナオミ・スコットとエラ・バリンスカが楽しそうに談笑していたのを見て、「しまった。自分から仲良くするつもりが出遅れてしまい焦った」と冗談まじりに語っている。
- エラ・バリンスカは共演したクリステン・スチュワートの事を「一緒に仕事をしていて楽しいわ。彼女は次の行動が読めないの。その点は演じるサビーナと同じね」と語っている。
- エラ・バリンスカは元々アクションを学んでいた事もあり銃器の扱いに長けており、撮影時あまりにも銃器の名前をスラスラ言うエラを観てエリザベス監督は驚いたとの事。
- エリザベス監督はナオミ・スコットの演技について「彼女からは溢れんばかりの情熱と元気を感じるわ。キラキラ輝いているの」と絶賛している。
- クリステン・スチュワートは本作について「本作はアクション映画だけど男性映画をマネする感じではなく、しっかりと独自性と個性がある作品なんだ。」と語っている。
- 本作の制作経緯については「TVドラマから始まった本シリーズは40年の時を経てきた為、時代背景が今と異なり過ぎている。だからこそ再解釈する時が来た。」との理由で新作を制作するに至ったと製作ダグ・ベルグラッドは語っている。
- エリザベス監督はエンジェル3人のキャラクターについて「ミッションインポッシブルや007の要素を取り入れつつ、前作よりも現実的な女性像を意識して作った」と語っている。
- エリザベス監督曰く「アクションシーンは前シリーズよりも現実的なアクションを意識し撮影した」との事。
- 主演女優3人がアクションの訓練に費やした期間は4〜6週間。
チャーリーズエンジェル(2020)のオススメ度は?面白いのか?
オススメ度 50点
個人的に超好き❗️
オススメ度とは?
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作