映画チャーリーズエンジェルは女優3人のアクションがつまらない結果、存在感で痩せ男に負けてる！│シロウト映画凡評

こんにちは、ぽんぽです。キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモアはラブコメの女王とも呼ばれるスターなのは承知の上で、さてルーシー・リューって誰だろ？と思いつつも、この女優3人がアクションコメディーに出演するなら観てみたい！3人共そんなに大好きって程でも無いけどスター女優達の共演には多少興味はあるので。という訳で観てきました〜。では本作の製作秘話含めた感想(ネタバレ)、紹介していきたいと思います。

1 「チャーリーズエンジェル　40点(感想ネタバレ)」
2 豪華スター女優達のお馬鹿なコスプレ潜入作戦は爆笑出来るがアクションシーンの出来の悪さがかなり目立つ難点あり！
3 製作秘話
4 チャーリーズエンジェルのオススメ度は？面白いのか？

「チャーリーズエンジェル　40点(感想ネタバレ)」

予告編

作品情報

2000年日本劇場公開　アメリカ
ジャンル: アクション・コメディー
監督 マックG
制作　ドリュー・バリモア、レナード・ゴールドバーグ
武術指導　ユエン・チョンヤン
出演者  ドリュー・バリモア、キャメロン・ディアス、ルーシー・リュー、ビル・マーレー

あらすじ

チャーリー探偵事務所に在籍する美人探偵たちに、誘拐されたノックス・テクノロジー社の創立者、エリック・ノックスと、彼が開発した高性能の音声追跡ソフトを奪回する任務が下された。相棒のボスレーと共に、捜査に乗り出したエンジェルたちは、最も危険な潜入捜査を開始する。(映画comより抜粋)

豪華スター女優達のお馬鹿なコスプレ潜入作戦は爆笑出来るがアクションシーンの出来の悪さがかなり目立つ難点あり！

【エンジェル達のエロくてお馬鹿なコスプレ潜入作戦に爆笑！】
キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー演じる美人探偵エンジェル。
彼女達は捜査をする上で何故か必ず潜入捜査を試みるんです(笑)いや、そんな面倒臭い潜入捜査しなくても良いんじゃないかって所でも必ず潜入する流れに(笑)そして潜入先では毎回エンジェル達の変装という名のコスプレが楽しめるんですよね。

しかもそのコスプレ衣装が無駄にエロいww。明らかに潜入になってないだろうレベル(笑)そして敵をお色気で油断させてる内に捜査を試みる方法も何ともまぁ、お馬鹿な手法。そんな、どエロいコスプレで不自然なお色気による力技で捜査しまくる美人探偵エンジェル達に爆笑しまくりです。

このエンジェル達、一応、頭脳明晰で運動神経抜群な才色兼備って設定なんだけど、、全然そうは見えないオツムの弱さが笑いを誘うんですよね、ホント。特にキャメロン・ディアス。オツムの弱い弾けた女性を演じさせたら天下一品ですな、この方は(笑)

【エンジェル達のアクションは明らかにイマイチ！】
コメディー部分は問題無く笑えるのですが、ではもう一方のアクションの方はどうかと言いますと、ぶっちゃけイマイチです。
主演女優3人の身体の細さや運動神経の無さが悪目立ちしまくり。ファイティングポーズはナヨっとしているしワイヤーアクションではタイミングが合わず明らかに蹴りがスカってるのが分かってしまったり。アクションシーンは失笑モノの残念な出来となっております。
特に敵の「痩せ男」が非常にアクションシーンで存在感を出すタイプのキャラだったので尚更、女優3人の動きの悪さが際立つ結果に。アクション好きな自分にとって大いに不満が残るんですよね、本作のアクションは。

【最高に異彩を放つ敵！痩せ男の圧倒的な存在感！】
本作でエンジェル達の前に立ちはだかる難敵として大活躍したのが「痩せ男」です。ピシッっとオールバックで決めた黒髪にスーツ、端正で無表情な顔立ち。セリフは無くとも身体から放たれる圧倒的な存在感で爆笑しまくりな本作に一筋の新鮮な緊迫感を与えてくれます。しかも、この男のアクションシーンが中々の出来栄えでして。特殊効果を用いたアクションシーンの中には時折ハッとする位のカッコよさがあったりして、思わずウットリ。

痩せ男役の俳優クリスピン・グローバーは凄い俳優ですな。何とも言えない異彩を放つ演技に釘付けです。この様に主演女優3人の存在感を喰ってしまう勢いの名キャラクターとなっております「痩せ男」が、もう最高！

製作秘話

監督マックGは主演3人他、どのスタッフも口を揃えて「エネルギッシュで熱い」と評す位に情熱的な仕事振りで有名な監督。現場でのテンションの高い演技指導で役者をその気にさせる手腕は通称「マックG病」と言われる。
主演女優3人に武術指導をしたユエン・チョンヤンは映画界のマーシャル・アーツの巨匠。俳優に対して「アクションに臨む為の努力を常に要求する」厳しい教え方をする事で有名。
武術指導を行ったユエン・チャンはアクションの練習をしている主演女優3人の動きの悪さを見て「これは教えるのに苦労するなと思った」とインタビューで語っている。
キャメロン・ディアスは初対面で武術指導のユエン・チャンから「やる気がないなら指導しないぞ」と叱咤激励を受け緊張し思わず「頑張ります！」と口走ってしまったと後に語っている。
撮影に向け、主演女優3人は週5日、1日8時間のアクション練習を３ヶ月続けた。その甲斐あってチャイナタウンでの痩せ男とのアクションシーンはスタント無しで本人達が実際に演じている。
主演女優3人が見に纏う衣装は60年代後半〜70年代初期をイメージし作られている。
撮影監督ラッセル・カーペンターは劇中でも印象深い痩せ男を演じたクリスピン・グローバーの演技について「彼の肉体の存在感には驚嘆する。セリフが殆ど無いにも関わらず映画を引っ張っていく力がある」と絶賛している。