こんにちは、ぽんぽです。何と何とトニー・ジャーとドルフ・ラングレンが共演するとの情報を入手!新旧アクション俳優の夢の共演ではありますが結構意外な組み合わせ。アクション俳優ドルフ・ラングレンのネームバリューにも若干の不安が。その為、作品の出来には少し心配しつつ、ハズレも覚悟の上で観てきました。では本作の製作秘話含めた感想(ネタバレ)、紹介していきたいと思います。
「バトルヒート 60点(感想ネタバレ)」
作品情報
2015年日本劇場公開 アメリカ・タイ合作 ジャンル: アクション 監督 エカチャイ・ウアクロンタム 出演者 ドルフ・ラングレン、トニー・ジャー、マイケル・J・ホワイト、ロン・パールマン、セリーナ・ジェイド、ピーター・ウェラー
あらすじ
アメリカ・ニュージャージーとタイ・バンコク、2人の刑事ニックとトニーは互いの存在を知らずに、遠く離れた土地で共通のマフィア組織を追っていた。(映画comより抜粋)
ドルフ・ラングレン VS トニー・ジャーのバトルに熱く(ヒート)なれ!
【怖くて刑事に見えない主演ドルフ・ラングレン(笑)】
奪われた娘を取り返す為に人身売買組織を追う刑事ニックを演じるのがドルフ・ラングレン。ですがドルフさん、正直、刑事に見えません(笑)強面にガタイの大きさ含め全身から不穏な空気しか感じないwww特に銃を構えた時の凶悪さ半端無し。刑事っていうより傭兵。傭兵って言うより悪役にしか見えない(笑)
こうゆう所に俳優として演じられる役柄の狭さを若干感じてしまいますな。とはいえ娘の為に満身創痍で組織に戦いを挑むドルフの演技には充分、胸が熱くなりますがね、うむ。
【夢の共演に燃えよ!ドルフ・ラングレンVSトニー・ジャー!】 ドルフ・ラングレンとトニー・ジャー。新旧アクションスターのバトルの出来は充分満足出来る内容でした。年齢を重ねた老体(失礼)のドルフの動きの鈍さが少し目立ちますが、身体が大きいのでパンチは重そうだし投げ技やタックルは強力そう。しっかり迫力は感じられます。 対するトニーは只今、最高に脂のノったアクション俳優としてキレのある動きを見せてくれます。ドルフの動きの鈍さゆえ、アクションシーン自体は物凄いクオリティって訳では無いのですが、そもそもこの2人が戦ってる事自体に興奮しまくり。アクション好きゆえ評価甘めな悪い所出てます、すいませんww。 トニーの突進力ある強力な飛び膝蹴りがドルフに炸裂する場面を見た瞬間、「ああっ、これぞ夢の共演!観て良かった!燃える!」と感涙してしまう始末です、はいww。
トニーの壁蹴り肘打ちを迎え撃つラングレン!燃える!
【ベストバウト賞はトニー・ジャーVSマイケル・J・ホワイト!】 本作の個人的ベストバウト賞はトニー・ジャー VS マイケル・J・ホワイト!人身売買組織と繋がる悪徳捜査官を演じたマイケルさん、本業は俳優兼バリバリの総合格闘家なんです。劇中ではスーツの上からでも目立つ筋骨隆々な肉体を魅せてくれます。 その肉体から放たれる「俺、強いんだぜ」オーラは半端じゃありません(笑)ヘヴィ級の肉体から放たれるフックは格闘家らしい抜群のキレ。ビュンビュン唸ってます。おまけに2段蹴りに回し蹴りのオンパレード。ブォンブォン唸ってます。そんな唸りを上げるフックと蹴りでトニー・ジャーに襲いかかるマイケルの姿がもう最高!負けじと肘打ち膝蹴りで応酬するトニーのムエタイ戦法との相性も良くて、燃え燃えです! 正にバトルが熱(ヒート)しとりました(ウマい事言ってみましたww)
個人的ベストバウト賞!トニーvsマイケル!
【人身売買問題との終わりなき戦いを予感させる苦い結末】
東南アジアの人身売買問題を題材にしている為、女性の誘拐、拘束、SEXシーンはちらほらと散見される場面もあり暗いノワールアクションの要素を含む本作。しかし展開は重くなり過ぎず非常にスピーディーで見易いです。刑事ニックとトニーがサクサクと敵を血祭りに上げていき人身売買組織をぶっ潰す展開は爽快感バッチリ。ただし結末は意外とほろ苦い。組織を潰した後、結局、誘拐されたニックの娘は見つからず仕舞い。ニックは娘を探す為に放浪の旅に出るのであった、、エンド。うーむ、ほろ苦い。
「人身売買問題は今もなお存在する」事を暗示させると共に続編も予感させる終わり方となっとります。こうゆう巨悪との戦いは常に終わりなき戦いとなるのですね。
それにしても続編、普通に観たいゾ〜
製作秘話
- 以前トニー・ジャーがプロデュースした映画作品にドルフ・ラングレンが出演した際、仲良くなり「今度はお互い一本ずつそれぞれの作品に出演しよう」と約束した事がきっかけで本作でトニーとドルフの共演が実現した。
- 最初、映画の主な舞台はロシアを想定していたが人身売買問題は東南アジアの方が深刻な事が分かり、舞台をロシアからタイに変更した。
- ドルフ・ラングレンはトニー・ジャーのアクションについて「彼はスピードのあるジェット・リーの様なアクション俳優とパワフルなアクション俳優のミックスだと思う。ムエタイをベースにしたダイナミックなアクション俳優だ」と語っている
- バイクチェイスシーンは元々用意していたスタントマンがあまりにもバイクアクションが下手過ぎた為、急遽ドルフ・ラングレン自身がスタンント無しでバイクチェイスシーンを演じる事になった。
- 本作の続編を感じさせる終わり方に関してはドルフ・ラングレンは「続編は今の所考えていないが人身売買については、これからも反対活動に支援していきたい」と語っている
バトルヒートのオススメ度は?面白いのか?
オススメ度 60点
個人的に超好き❗️
オススメ度とは?
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作