マンハント 50点(感想ネタバレ)

こんにちは、ぽんぽです。マンハント観ましたよ〜。ジョンウー✖️福山雅治、、、あまりにも魅力的な組み合わせに観る前から期待度MAX(笑)。では作品の見所や製作秘話含めながら紹介していきたいと思います。

ヘンテコ日本描写満載。福山雅治主演Z級アジアアクション映画

予告編です

作品情報

2018年制作・日中合作
ジャンル : アクション
監督 ジョン・ウー
出演者 福山雅治、桜庭ななみ、チャン・ハンユー、チー・ウェイ、ハ・ジウォン、アンジェルス・ウー

あらすじ

製薬会社の顧問弁護士をつとめる男ドゥ・チウは、パーティの翌朝、社長秘書・希子の死体の横で目を覚ます。罠にはめられたと気付いた彼は逃亡を図る。彼を追う敏腕刑事・矢村は事件に違和感を抱くように。(映画comより引用)

チグハグな物語に違和感ある演技!ヘンテコ描写な日本!

クラブでパラパラの様な変わったダンスを女性集団が披露し始めるシーンや日本人俳優の不自然に大袈裟過ぎる演技。とってつけた様な台詞。観始めたらありとあらゆる違和感に押し寄せられて度肝抜かされます。

「な、何じゃいこのヘンテコな日本と俳優の演技は、、、」と狼狽えること必須。

しかし、ご安心を(笑)。すぐに「あっそうか、この映画はジョンウーという外国の著名な監督から見た日本を描写しているんだ」と理解するに至ります。外国人ジョンウーからすると日本人俳優の演技は本作の様な大仰な感じに見えているのだろうし、台詞の嘘臭さも外国人ジョンウーからすると、こんな感じに見えているのかなと察しが付きます。本作は外国人ジョンウーから日本がどう見えているのかを楽しむ映画なんだと気付くのです(笑)要するに「WASABI」「ワイルドスピードX3」の様な感じでトンデモ日本描写にガンガン突っ込みを入れながら鑑賞するタイプの映画なんだと。まともに鑑賞するには頭を切り替えねばならないZ級作品に出会ってしまいました、自分(笑)

日本人俳優の不自然に大袈裟過ぎる演技にゲンナリ

鳩、スローモーションを多用した華麗なアクションがスベりまくり!

 ジョン・ウーのアクション演出と言えば「白い鳩、スローモーションを多用した華麗なアクション」が特徴であり魅力ですよね。

そんなアクション演出が本作でもたっぷり見られるのですが、、、残念ながら出来はイマイチなのです。

スローモーション演出ってそのキャラクターの生き様に圧倒的な魅力があるからこそ活きる演出だと個人的に思うのです。しかし本作は上記の通りチグハグな物語なので登場人物達の言動や行動も支離滅裂。観ていて彼らの生き様に全く共感出来ないのです。なので福山雅治やチャン・ハンユーが銃をスローモーションで華麗にぶっ放したとしても、そのシーンに感じる物があんまし無いという、、何とも残念な事になってしまっているんです。

日本刀ぶん回し銃ぶっ放しまくりな福山雅治!

本作はバリバリのアクション映画。この手のジャンルに福山雅治が出演する事って、めっちゃ珍しいですよね。そんな事もあり劇中は珍しい場面、目白押しです。

日本刀でぶん回し銃ぶっ放すわ、爆発に巻き込まれるわ、、とド派手な展開の中で悪戦苦闘する福山雅治がたっぷり観られます。

惜しむべくは映画全体の出来が良く無い事ですが。

珍しくアクションを披露する福山雅治は新鮮

チャン・ハンユーの意外な経歴!

 福山雅治とのダブル主演を果たしてチャン。実は意外な経歴の持ち主。

元々は中国映画界で声優として活躍していた方なんです。

高倉健主演作「君よ憤怒の河を渡れ」を観て高倉の声や雰囲気がかっこ良くて憧れたのがきっかけ。そんな彼がリメイク作「マンハント」で主演を務める事に。正に運命的ですよね。高倉の訃報を聞いた時、チャンは非常に衝撃を受け30分近く涙が止まらなかったそうです。その後、SNSに高倉への思いを綴った長文を挙げるほど、彼にとって高倉は憧れの人だったんですね。マジで泣けます、このエピソード。

総評

正直オススメは出来ないレベルの作品かと思います。違和感ある演技とジョン・ウー演出とは思えない微妙なアクションシーンが最悪レベルなので。興味本位の気持ちだとちょいキツイかと。

ただ不思議と自分は楽しめたのです。

何故かと言うと1つは個人的に本作の様に変な日本描写をしている外国映画作品が自分、大好きなんです。2つ目は何だかんだ言ってバリバリにアクションしている福山雅治の新鮮さと意外さ。この2点が自分の好みにはまぁまぁ合っていたので結構、時間を忘れて楽しめましたよ〜。

製作秘話

  • 福山雅治とチャン・ハンユーは撮影現場ではあまり話さなかった。理由は福山は中国語が喋れずチャンは日本語が喋れなかった為。
  • 福山にとって最も困難だった撮影シーンは水上バイクを運転するシーン。水上バイクを運転しながら不慣れな中国語の台詞を喋るのは苦労したとの事。
  • 女暗殺者のひとりを演じるアンジェルス・ウーは監督の実の愛娘
  • 矢村がアンジェルス演じる女暗殺者を撃ち殺すシーン撮影後、矢村役の福山は監督に「監督の娘さんを撃ち殺してしまい、すいません」と真摯に謝った。理由は福山曰く「映画のシーンとはいえ監督の娘さんを撃ち殺す事に後ろめたさを感じたから」との事。
  • 福山曰く「撮影の方法は香港スタイル。台本が出来ていなくても撮れる所からどんどん撮影していく方法」との事
  • 映画の舞台を東京では無く大阪にした理由はジョン・ウー曰く「大阪の方が撮影許可が撮りやすいから」
  • 桜庭ななみは撮影現場で一番年下な上に新人だった為、凄く緊張したとの事。
  • ハ・ジウォンは格闘シーンに緊迫感を持たせる為にギリギリのタイミングで相手の攻撃を避ける様にしていたが結果、敵役の攻撃が額に当たり数針縫う事態に。ハ・ジウォン曰く「傷はジョン・ウー作品に出演できた勲章であり誇りです」とコメント。

マンハントは面白いのか?オススメ度は?一言でいうと?

オススメ度 50点

個人的に超好き❗️

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本ページの情報は2021年2月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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オススメ度とは?

0〜20点・・・サイテー激ヤバ作

30〜40点・・・何か個人的に嫌い

50〜60点・・・個人的に超好き

70〜80点・・・万人に勧める良作

90〜100点・・・最高な超傑作

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〜ヌルい映画レビューにお付き合い下さい〜

ハリウッド大作から劇場未公開なマイナー作品まで日々映画鑑賞。ちょっとした映画の感想、好きな俳優の事を気ままに記事にしてます。

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