メリダとおそろしの森 40点(感想ネタバレ)

こんにちは。ぽんぽです。何となくピクサー映画が観たくなったので本作をチョイスしました。世界的には大ヒットした作品らしいのですが日本だとあまり話題になっていない印象。でもまぁ、ピクサー映画は取り敢えず観ておく、、それが映画好きのたしなみ(笑) ではでは本作の感想や制作秘話含めて紹介していきたいと思います。

メリダとおそろしの森で描かれた親子喧嘩のエグさ。大人向けのダークなピクサー映画

予告編です

作品情報

2012年製作 アメリカ
ジャンル: アニメ
監督 マーク・アンドリュース、ブレンダ・チャップマン
出演者 ケリー・マクドナルド、ビリー・コノリー、エマ・トンプソン

あらすじ

王家の伝統に嫌気がさしていた王女メリダは、ある日、不思議な鬼火に導かれて森の奥深くに住む魔女に出会う。メリダは魔女に「魔法で自分の運命を変えてほしい」と頼むが、古来より人間が森の魔法を使うことはタブーとされていた。魔女はメリダの願いを聞き入れ呪文を唱えるが、それと引き換えに平和だった王国に恐ろしい呪いがかけられてしまう(映画comより)

母と娘の親子喧嘩、、、中々にエグい

いや、何て言うか、、劇中で描かれる女王エレノアと愛娘メリダの親子喧嘩の迫力が兎に角、凄い。プリンセスとしての矜持をメリダに教える母の態度が異様に厳しく高圧的で、、、まぁエグい。そんな母の厳しい躾に嫌気がさしていくメリダにめっちゃ共感していきます。「うーむ、この母親の厳しさはキツイよな」とメリダにめっちゃ同情します。この時点で

「あれっこのアニメ、いつものピクサー映画とちょい違うぞ」

といった感じに気付くのです。

そして極め付けはエレノアの厳しさに耐えかねたメリダが起こした行動とは、、、、母親であるエレノアを熊に変えちゃう事、、、って流石にやり過ぎじゃないですかメリダさん、、、。ピクサー映画って何となく家族を暖かく描く作風を常にしてきた印象があるので、本作の様なちょいとエグくて暗い雰囲気の家族描写に結構度肝抜かれます。

女王であり母親でもあるエレノアと娘メリダの親子喧嘩がエグ過ぎる気がします

半端じゃない熊の怖さ

熊になってしまった母親エレノアの描写を基本コミカルに描いてはいるのですが、そこはやはり流石はピクサー映画。熊になったエレノアが慌てふためくシーン等含め

CGで描かれる熊は迫力満点!!!!

CGアニメーションの挙動1つ1つに熊本来の持つ獰猛さや凶暴さがガッツリ描かれているので、まぁ怖い。大人の自分でもビビる程怖いです。

メリダは弓の名手の筈なんだけど?

冒頭でメリダの弓の腕前を披露するシーンがあるのですが

その弓の腕前が活かされる場面が後半ほぼ無し。

伝説の巨大熊との戦いの場面でもメリダが弓を使う事ほぼ無し。メリダのキャラクター設定がストーリー通してあんまり活かされていない気がしました。

メリダの弓の腕前が活かされない展開なのは残念です

伝説の巨大熊VSエレノア熊

上記にも記した通り、エレノアとメリダの関係性は非常に実社会の親子関係に近い描写でエグいです。なので自分は二人の関係性にラストまでしっくりこなかったんですが、、、。いやはや、終盤の巨大熊とエレノア熊の戦いで印象がかなり変わりました。激ヤバ&凶暴な巨大熊にメリダが襲われた時のエレノア熊が、、、最高に良いんです。メリダを守る為に巨大熊との死闘に臨むエレノア熊。

その死に物狂いで我が子を守る姿たるや‼️

母強し‼️

古臭い表現ですが手に汗握る展開度、超絶MAX‼️この場面を観ただけで、鑑賞中ずっと感じてた本作の親子描写の違和感が払拭されました。

制作秘話

  • 本作の制作に伴い、監督含むスタッフ12名で作品の舞台となるスコットランドに視察旅行に行った。
  • 女王エレノアが熊になった姿をスタッフは「ママベア」と呼称。ママベア制作時に参考にした熊はホッキョクグマ、グリズリー、ヒグマ。
  • 劇中に登場する伝説の巨大熊モルデュー。モルデューとはスコットランドの言語ゲール語で「巨大で黒い」の意味。
  • CGアニメ制作スタッフ曰く一番苦労したのは熊の「艶のある毛皮」をCGで表現した点。
  • マーク監督曰く巨大熊モルデューのイメージは「ミュータントとトロールと狼を掛け合わせて怪物」
  • 本作で描かれる親子の関係性はブレンダ監督自身と彼女の愛娘との関係性を参考にした。監督曰く「娘は情熱的な子。まるでメリダみたい。普段から娘とは対極的でケンカばかりしてるのよ。」との事。
  • 二人の監督曰く「本作の雰囲気はグリム童話の様な作風を意識した。」との事。

総評

ピクサー映画観て、ほっこりしたかったのですが叶わず。冒頭のエレノアとメリダの親子喧嘩がエグくて心にダメージ受けてしまいました。我ながら繊細か、自分(笑)

それにしても

熊がマジで怖っ。CGアニメスゲェな!

従来のピクサー映画とは違う雰囲気でしたね、なんか。ちょい暗い作風は好き嫌い別れそうかと。今までの佳作、傑作揃いのピクサー映画と比べるとキャラクター描写にも粗が見える気も。とはいえ、まぁ天下のピクサー映画ゆえ基本的に充分及第点の出来なんですけども。

メリダとおそろしの森は面白いのか?オススメ度は?

オススメ度 40点

何か個人的に嫌い❗️

↓U-NEXTで「メリダとおそろしの森」視聴可能です

本ページの情報は2021年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

オススメ度とは?

0〜20点・・・サイテー激ヤバ作

30〜40点・・・何か個人的に嫌い

50〜60点・・・個人的に超好き

70〜80点・・・万人に勧める良作

90〜100点・・・最高な超傑作

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ハリウッド大作から劇場未公開なマイナー作品まで日々映画鑑賞。ちょっとした映画の感想、好きな俳優の事を気ままに記事にしてます。

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