こんにちは、ぽんぽです。アベンジャーズ・エンドゲーム以降の続きは待ちに待ってた所にスパイダーマンの新作が。しかもエンドゲーム後の世界とな。ハイ、観ます。すぐに観ます(笑)前作「スパイダーマンホームカミング」も大好きなんで。ではでは本作の見所や製作秘話含め紹介していきたいと思います。
「スパイダーマン ファー・フロム・ホームでブチかまされるのはマーベルヒーロー映画への強烈な自己批判精神」
作品情報
2019年製作 アメリカ
ジャンル: アクション
監督 ジョン・ワッツ
出演者 トム・ホランド、サミュエル・L・ジャクソン、ジェイク・ギレンホール、ジョン・ファヴロー、コビー・スマルダーズ、ゼンデイヤ、ジェイコブ・バタロン、マリサ・トメイ
あらすじ
夏休みに学校の研修旅行でヨーロッパへ行くことになったピーターは、旅行中に思いを寄せるMJに告白しようと計画していた。最初の目的地であるベネチアに着いたピーターたちは水の都を満喫するが、そこに水を操るモンスターが出現。街は大混乱に陥るが、突如現れた謎のヒーロー、ミステリオが人々の危機を救うが、、、(映画comより抜粋)
「彼に会いたいよ」今は亡きトニー・スタークに思いを馳せるピーター・パーカーが泣ける
前作「スパイダーマンホームカミング」の時に既に何となく気付いてたんです、自分の気持ちに(唐突)そんな自分の気持ちが確信に変わりました。もう気持ちに嘘はつけないんです(イタイ奴)
ワシは、、トム・ホランド版スパイダーマンが、、大好きじゃ〜〜〜〜(超大声)
勿論、トビー・マグワイヤやアンドリュー・ガーフィールドが演じた過去作スパイダーマンも好きなんですが、やっぱトム・ホランド版がすんごい好きなんです。高校生って設定が、たまんなく良いんですよね、なんか。高校生がヒーローの重荷に悩みながらも命がけの悪との死闘に赴いていく勇気や使命感が泣けるんです。こんな若いのに、、必死でヒーローとして役目を果たそうとするティーンエイジャーなピーター君、良い子過ぎます、マジで。しかも今回の敵はミステリオっちゅう、一筋縄じゃいかない悪。ヒーローの持つ弱点を嫌らしく賢く突いてくる強敵に立ち向かう姿が、ひたむきで可愛くて、かっこ良くて。もう最高です(ベタ誉めですいません)。しかも本作はエンドゲーム後の世界という事もあり憧れであり心の師匠でもあったアイアンマン(トニー・スターク)がいないんです。アメコミファンとしては本作を鑑賞している中で何度もその事に気付かされちょい悲しくなるんです。そんなファンの気持ちを代弁するかの様に劇中のピーターも「彼に会いたい」と。
今は亡きアイアンマンに思いを馳せるピーターにファンを共感度MAX。
「そうだよな、ピーター。トニー・スタークに会いたいよなぁ。ワシらもじゃ〜〜〜〜」
と劇中のトム・ホランド版ピーター・パーカーに話しかけそうになりますよ、マジで(ヤバイ奴)
エンドゲーム後の世界に強烈な問題提起の楔を打ち込むミステリオ
颯爽と空を飛び手から光線を放つ。そんでもって優しげな語り口。どデカイ強大な敵にも頼もしく立ち向かうし。冒頭から正に理想のヒーロー像を体現し登場するミステリオ。しかし、まぁ、このミステリオ。とんでもない奴なんですよ。空を飛ぶのも手から光線出すのも、、おまけに強大な敵も、、全部、自分で作ったもの。
要するに自作自演ヤロウ。
自作自演で「強大な敵にも立ち向かう新たなヒーロー」を世間に印象付ける。その結果、手にしたヒーローとしての影響力を使い悪事を働こうとする超絶知能犯なんです。
「お前ら、空飛んで手から光線出すヒーローみたいな奴の言う事なら何でも聞くんだろ、バーカ」と(笑)
ヒーローの格好良さの揚げ足を取るっていうか、何というか。アメコミ映画が今までやったきた「ヒーローの素晴らしさ」を真正面からコケにし馬鹿にするアンチテーゼ(笑)それをアメコミ映画を作りまくってきたマーベルがやっちゃうんです。とんでもない自己批判精神。
「ヒーローってカッコいいだろ。信頼出来るだろ。だから騙されるんだよ。あんまヒーローだからって信用すんなよお前ら」という始末。
アメコミファンに冷水浴びせる感じがエグい。更には自分も含め本作を見て「ミステリオ、素敵」と少しでも思った人間全てに強烈な問題提起をブチかましてくれます。世の中の流れを読み切って人をたぶらかす、、、それをトンデモナイ無い労力を使いやっちゃう奴です、ミステリオ。高校生ヒーローの純真無垢なピーター・パーカーにはどう考えても手に余る嫌な悪。
「人は何かを信じたい。近頃じゃ何でも信じる」Byミステリオ
世の中に対しての批判精神が強烈過ぎますよ、ミステリオはん、、勘弁して下さいな、、ってなります。
製作秘話
- トム・ホランドとスタントチームは本作のアクションシーンを撮影するにあたり約5週間の練習期間を設け撮影に臨んだ。
- アクションシーンに関してはジョン・ワッツ監督曰く「トム・ホランドの運動神経の良さを活かすアクションを心がけ尚且つ、リアリティがあるかどうかに拘った」との事。
- トム・ホランドのアクションシーンを務めたスタントマンは2人いる。グレッグ・タウンリーとルーク・スコット。自分のスタントを務めてくれた2人にトムは「彼らのお陰で安全な範囲でアクションの限界に挑む事が出来た。撮影中、彼らが怪我しなくて本当に良かった」と感謝の意を表明した。
- トム・ホランドの運動神経の良さは有名。撮影時もトランポリンから宙返りし着地した後、そのままジェイク・ギレンホールとの会話シーンに突入。ジェイク・ギレンホール曰く「あんな身軽な俳優見たことない」との事。
- 水の都ヴェネチアでのアクションシーンの一部はプールにヴェネチアの街並みをセットで再現して撮影した。
総評
ここ最近のアメコミ映画の中でも屈指の出来です、マジで。マーベル映画が大切に培ってきた「ヒーローに憧れる純粋な思い」をまさかマーベル自身がぶち壊しにくるとは。ミステリオ、、DCのジョーカーに並ぶ面倒臭さ(笑)強烈な「アメコミ映画風刺」作品です、これ。
兎に角、無茶苦茶良く出来た映画で観た後、素晴らし過ぎてちょい放心状態なくらい(笑)
スパイダーマン ファー・フロム・ホームは面白いのか?オススメ度は?一言でいうと?
オススメ度 90点
最高な超傑作❗️
オススメ度とは?
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作