こんにちは、ぽんぽです。「ゾンビ〜ゾンビ〜何故か急にゾンビ映画が観たい〜」と謎の歌を歌いながら(ヤバイ奴ww)未見のゾンビ映画を漁っていたら見つけました〜よ、イギリス発のゾンビ映画。しかも日本劇場未公開とな。その点、ハズレも覚悟しつつの鑑賞へ。ではでは本作の見所や感想含め紹介していきたいと思います。
「インフェクテッド Zは序盤ワンシチュエーションスリラーで中盤ホラーアクションそして終盤は駄目過ぎで笑えるゾンビ映画へ」
作品情報
2018年製作 イギリス(日本劇場未公開) ジャンル: ホラー 監督 ステファン・ルツォビツキー 出演者 マット・スミス、ナタリー・ドーマー、スタンリー・トゥッチ、クライヴ・スタンデン、ジョン・ブラッドリー
あらすじ
人間を凶暴な捕食者に変異させる新型狂犬病によって、世界は崩壊。
生存者たちは、感染者(=インフェクテッド)の襲撃を逃れるため、軍により保護された核貯蔵の地下施設で生活していた。
感染者と意思疎通ができる特殊な能力を持つモーガンとローズ博士が率いる研究チームは、感染者“第1号”を見つけ、元の人間に戻す治療法を探る。
必死の研究に挑む彼らだが、軍が捕獲した感染者の体内に発信機が仕掛けられていたことで、突如インフェクテッドの大群が地下施設へと雪崩れ込んできて…。(映画comより抜粋)
「ゾンビをとっ捕まえて尋問する」ワンシチュエーション型のゾンビ映画
ゾンビ大好き人間としては「28日後」や「REC」など欧州で製作されるゾンビ映画はヒネリの効いた作品が多い印象。そこへ本作が！いやぁ、またまた一風変わった設定でございます！人類滅亡を阻止する為にワクチン開発したいけど、抗体持つ1人目の感染者の居場所が分からない。それならゾンビ共から聴き出しちゃえ！と言う訳で
「ゾンビをとっ捕まえて尋問する」ワンシチュエーション型ゾンビ映画、爆誕です！
ゾンビを尋問するモーガンは感染者でありながらゾンビ化しなかった変わり種。結果、何故かゾンビと意思疎通が出来る能力を持っているんです。そんな主役モーガンを演じるのは
ドクター・フー主演を務め最新作スターウォーズへの出演も決まった人気急上昇俳優のマット・スミス
彼が演じるモーガンとゾンビの尋問シーンが結構楽しいです。「1人目の感染者」の居場所をゾンビから聞き出す様子はスタイリッシュで緊迫感あります。モーガンがゾンビを医学的、生物学的な見識を交えつつ尋問するのが面白いです。ゾンビは聴覚が変異しているから音楽が苦手とか、、むっちゃ新鮮なゾンビ設定が飛び出してきますwww
それと映画の舞台は核施設の地下というワンシチュエーション設定なのですが予算的ショボさは余り感じません。そこも観てて嬉しい所です。画面からショボさが出まくっているゾンビ映画なんて腐る程ありますからね、そういうゾンビ映画嫌いなんで(笑)
身軽さに知性まで！戦闘力高めゾンビとの集団戦でボルテージMAX
インフェクテッド (ゾンビ)の尋問シーンが延々と続き退屈してくる中盤、マイケルなるゾンビ が施設に運ばれてきた所から雰囲気が変わってきます。このマイケル、むっちゃ知能が高く「人類とゾンビ、どちらが地球にとって害か？」みたい禅問答をモーガンに仕掛けてくるインテリ系ゾンビ。演じるのは
映画「キャプテンアメリカ」にも出演した髪の毛なしの素敵なスキンヘッド俳優スタンリー・トゥッチ
彼の演じる役柄は大体いつもインテリな役なので今回もバッチリ。まさかゾンビになってもインテリだとわ(笑)
そんなインテリ系ゾンビ、マイケル。実は人間にワザと捕まり仲間のゾンビを施設に誘き寄せる作戦を練っていた事が判明。あ、頭良過ぎなマイケルww
結果、人間にとって最後の砦となる地下施設に大量のゾンビが来襲する事に、、うむ、燃える展開、ボルテージMAX！ ワンシュチュエーションスリラーから集団ゾンビ VS人間のホラーアクションへと変わる、自分好みな展開にウキウキですww。ゾンビの戦闘力も高め設定でウキウキ。身軽でジャンプ力もあり知性が高いので武器も使う。噛まれたら約90秒でゾンビ化。そんなゾンビが集団で突進してくる姿は終末感で一杯です。 「こりゃ、人類滅亡するわ、、」と納得してしまう戦闘能力のゾンビさん達です。
終盤に近づくにつれ綻びが生じてくる物語。案の定、ナレーションが余計過ぎる酷い結末へ
主役モーガン、元彼女、今彼女なローズ達の三角関係がブチ込まれてくる謎展開、そんでもってローズのお腹には新たな命が。この何とも余計な人間ドラマが加わってくる流れに嫌な予感が。集団ゾンビVS人間の展開でテンション上がってた所に水を差す雑な三角関係ドラマ、、、これ、駄目なヤツだ、、。
案の定、そこからは酷い展開です。戦闘力と知性を兼ね備えたインフェクテッド (ゾンビ)マイケルが襲いかかってくる場面が、まぁイマイチ。マイケルVSモーガンの一騎打ちとなるのですが、、
マイケルさん、ゾンビなのに締め技使ってくるしパンチや蹴りも使ってくるし。戦闘スタイルがゾンビじゃなくて、ほぼプロレスラー状態(笑)
演じる俳優スタンリー・トゥッチは身長は170cm位なんですがガタイが良いので、やっぱり、ほぼプロレスラー(２回目)
この人間味溢れるプロレスラースタイルで襲いかかってくるマイケルを観てガッカリ。
「ああっ、これも結局、最後はダメダメな笑えるゾンビ映画の仲間入りか」と。
おまけにインフェクテッド (ゾンビ)マイケルとは決着がつくけど、何故かトドメは刺さないし。そして地下施設から脱出したモーガンとローズの運命はいかに？、、、ここでナレーションが。「我々は戦わなければならない。何故なら人類は危機に瀕しているからだ」、、、、終わり。
終わりかい！いや、何、当たり前の事を言っとるんだ！
マジで1人ツッコミの嵐ですwww。人類滅亡を描いてる映画のラストに残すナレーションにしてはあまりにも手抜きで浅いナレーションに口アングリ。哲学的でもなければ、現代社会への警鐘でもない、クソナレーションがホント最悪です。しかもインフェクテッド (ゾンビ)マイケルが多分、死んでない事を考えると、これ続編も考えてるんじゃ？と予想。正直、いらないゾ！続編とか(笑)
総評
尋問シーンは新鮮、集団ゾンビとの戦いは鉄板の燃え展開、そしてダメダメな結末。結局、数あるゾンビ映画に埋もれる形に。
よくある「キラリと光る部分のある凡作ゾンビ映画」でした。
最後のナレーションが余計過ぎたのが難点。とはいえ、「キラリと光る」部分のみを楽しむ事が出来るゾンビ映画大好きな方でしたら、まぁまぁ納得の出来かもしれません。ゾンビ映画はもっと酷い出来な物、沢山ありますし。一般の方はスルーした方が吉！かと思います。
インフェクテッド Zは面白いのか？オススメ度は？
オススメ度 40点
何か個人的に嫌い❗️
↓U-NEXTで「インフェクテッド Z」視聴可能です！
本ページの情報は2021年2月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
↓AmazonでDL
↓セル版はDVD&Blu-rayセット
オススメ度とは？
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作
