こんにちは、ぽんぽです。「13日の金曜日パート7」のサイコキネシス女子が殺人鬼ジェイソンをボコボコにするという、新しい試みで改めてシリーズの面白味を感じウキウキ気分w。その気分のまま早速、次作となる本作の鑑賞へ至りました。では本作の感想(ネタバレ)、紹介していきたいと思います。
目次
「13日の金曜日 Part8 ジェイソンN.Y.へ 30点(感想ネタバレ)」
作品情報
1989年劇場公開 アメリカ ジャンル:ホラー 監督 バリー・ソネンフェルド 脚本 ポール・ラドニック 出演者 ジャンセン・ダジェット、アンバー・ポーリック、スコット・リーヴス、ピーター・マーク・リッチマン他
あらすじ
ジェイソンが超能力少女に倒されてから数年。電気エネルギーで蘇ったジェイソンが、船中で殺戮を繰り広げる(Amazonより抜粋)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
豪華客船ラザロ号からNYへ!大作だけど殺人シーンはパワーダウン、、
クリスタルレイクの水中ケーブルの漏電で蘇った殺人鬼ジェイソン、、うーむ、蘇り方は「13日の金曜日パート6」の落雷とほぼ同じw。ジェイソンに電気系?を与えるのは禁物なんですねw。 さて蘇った殺人鬼ジェイソンの殺戮場と化すのは前半は豪華客船ラザロ号が舞台となるのですが殺人シーンはマイルドかつ微妙です。 まず人を殺す直接的なシーンが描かれなかったり、喉を裂いても血が噴き出なかったりとスプラッター描写はかなり抑え目。しかも、ちょいちょい水中銃?モリ銃を使う殺し方なのですが、それ程、船内での殺し方としてオリジナリティがあるか微妙ですし、別に面白くもない、、。 そして後半は大都会NY(ニューヨーク)市街へ殺戮の場を広げる殺人鬼ジェイソンですが、相変わらず殺人シーンの過激さは抑え目です。 折角、人の多いNY(ニューヨーク)に来たんだから無差別にNY市民を殺しまくって欲しかったのに、売人や作業員を1、2人殺す程度の地味さにガッカリです。特に有名な観光名所であるマディソン・スクエアガーデンに立つ殺人鬼ジェイソンの姿は新鮮でテンション上がりまくりなのですが、結局それだけ。マディソン・スクエアガーデンを歩く一般市民を次々と殺す展開は無く拍子抜けです。まぁ、そりゃ映画とは言え、観光名所マディソン・スクエアガーデンの路上で殺人鬼が人を殺しまくるシーンの撮影をNY市が許可する訳ないですよねw。 唯一、殺人シーンでお気に入りなのはボクサー男子とレニーの叔父の殺し方ですかね。 殺人鬼ジェイソンに殴り合いを仕掛けるボクサー男子が怪力パンチを喰らい頭だけ吹っ飛んでいく様子は劇中のベスト・オブ・ザ・殺人シーンかと思います。 更に過去に幼いレインを溺れさせ水恐怖症を植え付けたクソ叔父をジェイソンがお返しとばかりに溺死させる殺人シーンも「ざまあみろ」と爽快です。基本、この2つ以外はつまらない殺人シーンばかりなんですよね。 この殺人シーンの明らかなパワーダウンはバリー・ソネンフェルド監督のクソ手腕が原因かと思うのです。 神出鬼没の殺人スタイルが持ち味なのにカメラワークがゆったり、かつ少し長回し気味なので殺人ジェイソンが標的にモタモタ近付いてるのが見え見えで怖くないのです。 音もなくヌッと現れて、ゴリッと殺す「殺人鬼ジェイソン」スタイルが監督のカメラワークと演出のせいで台無しになってる気が(泣)。 その上、動きも殺人鬼ジェイソンらしくないのです。 よろけ方や挙動が人間らしくてモンスター感が足りないのです。特に豪華客船ラザロ号で女性を絞殺するシーンでは明らかにアクション指導がズレてるのか、「本番前のカメラリハーサルかよ!」と思う程に迫力にかけるのです。 この殺人シーンの劣化に関してはバリー・ソネンフェルド監督のホラー映画に対するセンスの無さを感じるんですよね(超憶測w) シリーズ屈指の大作なのに豪華客船と大都会NYと言う、2大シチュエーションを活かせず、殺人シーンに至っては下手したらシリーズ屈指のパワーダウンを果たしてしまう事態になっております(泣)
意味不明なラストを考察!ジェイソン愛が無いからつまらない?
本作はヒロインである主人公レニーの「水恐怖症」設定がイマイチです。 クリスタルレイクで幼いレニーはジェイソンにより溺死しかけた過去があるのですが、実は溺れた原因はジェイソンではなく叔父の虐待であった事が判明する終盤が微妙でして。この時点で本当に悪い奴はジェイソンでは無く叔父なので、そもそもレニーが殺人鬼ジェイソンに立ち向かう理由が無くなってしまう構図に。 結果、一気にレニーと殺人鬼ジェイソンの関係性が薄れてしまい地下道にて殺人鬼ジェイソンが放水で沈む決着も盛り上がらないのです。 過去作ではヒロインと殺人鬼ジェイソンの間には少なからず戦う理由があったのですが、本作のヒロインであるレニーにはそれが無い上に「水恐怖症」を克服した描写もないのでヒロインの成長すら描かず中途半端なラストなのです。 そしてラストシーン辺りで水中に沈んだ殺人鬼ジェイソンが子供の頃の無垢なジェイソンの姿に戻り裸で横たわっているワンシーンが、、これが、まぁ意味不明でしてww。 殺人鬼ジェイソンが子供の頃の姿に戻り裸で横たわる??? うーむ、この意味不明なシーンは考察が必要ですな(頼んでないw) 恐らく、この意味不明シーンは監督や製作陣が殺人鬼ジェイソンの魂の救済を描こうとして大失敗したシーンなのではないでしょうか? 自分なりの考察としては 漏電により甦ってしまった可哀想な殺人鬼ジェイソンはヒロインとの戦いの末、水中に沈み死にましたとさ。それにより呪われた殺人鬼ジェイソンの魂は救済され子供の頃の無垢なジェイソンの姿になったのです。そして殺人鬼ジェイソンは成仏しましたとさ、めでたしめでたし。 どうですかね?これが、ラスト付近の意味不明シーンに込められてるメッセージかと思うのです(自信満々w)。 まぁ、そのメッセージが全く伝わってなくて「は?」状態ですがねw。 関係性の薄いヒロイン「レニー」では殺人鬼ジェイソンの魂を救う事は出来ないかと。それと見ず知らずのNY市街の地下水道で水に沈められても殺人鬼ジェイソンは成仏出来ないでしょうよ(泣)。そこはやっぱりクリスタルレイクに沈めなきゃ(怒)。 製作陣の「13日の金曜日」シリーズに対する無理解を如実に感じます(怒)。「ジェイソン愛」が足らないっていうか何ていうか、、。 「殺人鬼ジェイソンって人気のキャラなんでしょ?NYで暴れる設定なら大ヒットするんじゃね?あ、幅広い年齢層に観て欲しいから殺人シーンは控えめにしてね」 みたいな、、監督ら製作陣のヌルい覚悟とジェイソン愛の無さが透けて見えるわい(根拠無しw)。 「殺人鬼ジェイソンの魂の救済」は言わば、シリーズ究極のテーマですよ!それをこの程度の適当なワンシーンで覚悟無く描こうとして大失敗するとは、、万死に値するわい(激おこぷんぷん丸?)
総評
シリーズ中、一番つまらないのが本作かと思います(断言)。 豪華客船とNY(ニューヨーク)という、シチュエーションを活かせず「これじゃ無い」感MAXです。また殺人シーンのパワーダウン振りも酷くて、シリーズ屈指の物足りなさになってます。 何よりも「殺人鬼ジェイソンの魂を救済する」と言う究極のテーマをワンシーンで適当に描いた結果、ラスト付近の意味不明なシーンが誕生する最悪さ(怒)。 え〜記事内でも考察するつもりが悪口オンパレードになっておりますw ジェイソン愛が欠片も無い、バリー・ソネンフェルド監督ら製作陣にはマジで今後「13日の金曜日」シリーズには関わらないで欲しいですな(怒)
13日の金曜日 Part8 ジェイソンN.Y.へのオススメ度は?面白いのか?
オススメ度 30点
何か個人的に嫌い❗️
↓U-NEXTで「13日の金曜日」シリーズ視聴可能です
本ページの情報は2021年5月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
オススメ度とは?
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作