チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2 50点(感想ネタバレ)

こんにちは、ぽんぽです。最近観た「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」が良過ぎて香港映画熱がキテます、キテます(Msマリック風)。レスリー・チャン&ジョイ・ウォンがまた観たいゾと。それならば!と間髪入れずシリーズ2作目の鑑賞に突入致しました。ではでは本作の見所や製作秘話含め紹介していきたいと思います。

「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2は前作のヒットを受け法術アクションはパワーアップ!ラブロマンスとしてはイマイチ」

作品情報

1990年製作 香港

ジャンル: アクション

監督 チン・シウトン

製作 ツイ・ハーク

出演者 レスリー・チャン、ジョイ・ウォン、ミシェール・リー、ジャッキー・チュン

あらすじ

青年道士ツァイ・サン(レスリー・チョン)は濡れ衣を着せられ投獄されるが、獄中で奇妙な老人と知り合いその助けをかりて脱獄に成功する。逃げる途中で、チー・フォン(ジョイ・ウォン)、ユー・チー(ミシェル・リー)の美人姉妹に出会い、かつて愛した美しい幽霊スー・シンに瓜二つなチー・フォンの姿にツァイ・サンは胸を高鳴らせるが、、、(映画comより抜粋)

前作の正統なる続編。再びレスリー、ジョイ、ウーを観る事が出来る安心感。

のっけから前作の回想シーンをブチ込んでくる流れ、、続編感バリバリです。ツォイサン(レスリー・チャン)、イン道士(ウー・マ)も出てくるし、、、スーシン演ずるジョイ・ウォンも。

えっ、スーシンって前作で成仏しちゃたんじゃ、、、と思ったらスーシンのそっくりさん設定のチンフォン登場(笑)

もちろんの事ながら演じるのはジョイ・ウォンです。前作で死んじゃったキャラも人気ならそっくりさん設定で続編にも出しちゃう所、香港映画っぽい。映画「男達の挽歌」でも似た設定あったな、そういえば。こういう大雑把な香港映画イズム、、大好きです、ハイ(笑)今回はジョイ・ウォンが演じるチンフォンはスーシンに比べると少し逞しい勝気な感じです。こういう微妙なキャラチェンジを演技で見せてくれるジョイ・ウォン、、素敵です。ツォイサン演じるレスリー・チャンも相変わらずの好青年振りで可愛いです。前半は髭を蓄えたツォイサンが見られるのが、地味に新鮮。髭生やしてるのに可愛いレスリー・チャンの演技を観てるだけで楽しいんですよ。そんでもって終盤、むっちゃ雑な再登場を果たすイン道士(ウー・マ)。

もうホント、、何でそこに都合良くいるんじゃい!偶然にも程があるわい!とツッコミを入れたくなる雑さで登場(笑)

そんな所もニヤニヤしながら楽しめちゃうんですよね、これ。それと劇中で風呂に入っているツォイサンが急に「道」の歌を歌い出すシーンとかも前作が好きな人間からしたら、「おっキタキタ。この歌、最高」ってな感じでテンション上がる場面も。こんな感じで前作の楽しい「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」イズムをしっかり取り入れてくれてる、ファンムービーになってます。

お髭なレスリー可愛いゾ(出典https://youtu.be/ULuaWUhNxQg)

「マリマリオン〜」な新キャラ登場。ヤッイップ道士演じる人は、、世界的アクションスターと名前が一文字違い?

前作の「ハンニャハラミー」でお馴染みのイン道士と並ぶ魅力を放つ本作の新キャラ、ヤッイップ道士。コミカルなキャラなんですけど、本作のアクションシーンをしっかり盛り上げてくれる魅力的なキャラなんです。

彼が「マリマリオン〜」の呪文を唱え始めると次に何が起こるのか、むっちゃワクワクするんですよ。

演じる俳優はジャッキー・チュン。ジャッキー、チュンです。ジャッキー、、、チュン、、。「ん?あれ?」と思う方も多いかと思いますが、超有名アクションスター、ジャッキー・チェンと小文字一文字違いの別人さんなんです。このお方。一見するとパチモン感漂うジャッキー・チュン(失礼)。実は香港芸能界ではバリバリの大スターなんですよ。意外ですよね。自分も実はジャッキー・チュンにちょっとした思い出があるんです。子供の頃、ジャッキー映画にどハマりしてジャッキー映画を漁る様に観ていた時なんですけども。間違って、このジャッキー・チュンの作品をレンタルしちゃた事がありまして。家に帰って「うっしゃ、ジャッキー観るぞ」とテンションMAXで観始めるとジャッキー出てこず、ジャッキー・チュンが登場してくるという悲劇が2回程ありまして、ハイ。ちょっとしたマヌケなエピソードです(笑)。

多分なんですけど、ジャッキー映画好きの方には比較的あるあるネタな気がしてるんですけど、どうですかね(笑)

超絶紛らわしい芸名ジャッキー・チュン(出典https://youtu.be/ULuaWUhNxQg)

前作のヒットを受けて法術アクションはダイナミックに魔物はよりデカくなり。そして何故か人物描写が雑になってしまった

前作のヒットが要因かとは思いますが法術アクションは爆発を多用したりセットをダイナミックに動かす演出を用いたりド派手になっております。そして意外な所にも予算かけとります。

それは、魔物です(どバーン)

本作に出てくる魔物はデカイ。えっ、そこに金かけるかって位のガッツリ着ぐるみ仕様の魔物がバシバシ出てきます。

デカイから粗も目立ち、ちゃちぃ感じもするんですが(笑)

とはいえ、あまりマイナス要因とは思いません。むしろ所々ハッとする位、斬新でスタイリッシュな部分すら見せてくれるんです。ダイナミックで大雑把、そして斬新さ。香港映画の醍醐味バッチリ詰まっとります。ただし、前作と比べると明らかなマイナス要因もあります。登場人物達の心理描写が雑に感じる点です。ツォイサンとチンフォンの心の距離が縮まっていく過程がイマイチ描き切れていないっていうか。二人が惹かれあっていく「ここぞ」という場面が無いんですよね。前作ではそこを丁寧に描いてたんですが、うーむ、残念です。

後はヤッイップ道士の死に方です。もうホント、雑っていうかテキトー。

ヤッイップの命をかけた幽体離脱攻撃が上手くいったってのに、死に方があんな感じとは。幽体離脱した後、体に戻れなくなり、、ジ・エンド。マジかよ。そんなヤッイップに対して、チンフォンが「あ〜何てかわいそう」と一言。「そんだけかい」とツッコミ入れちゃいましたよ、もう。

製作秘話

  • レスリー・チャンは「人間道」「道」のレコーディングに臨む上で自宅で歌の猛特訓をしたとの事。その甲斐あってか、レコーディングは3テイク程でOKになった。音楽監督ジェームズ・ウォン曰く「レスリーはプロだ。たとえレコーディングの為に300回歌ったとしても楽譜と同じ様に歌ってくれる」と賞賛
  • 本作で音楽監督を務めたジェームズ・ウォンは14歳の時から映画音楽の仕事に携わっていた。

総評

法術アクションはパワーアップ。時折ハッとする程のセンスを感じるカメラワークやキャラクターデザイン。無数の刀背負った将軍とか、最高。トンデモ斬新。それなのにカッコいいんですよ、何故か。前作のキャストも総出演だし。ファンムービーとしてはまぁまぁ納得の出来でした。でもなぁ、登場人物達の心理描写のテキトーさは気になりました。

主演2人のロマンスに共感出来ないってまぁまぁヤバイ出来でしょ、それ。そこだけ残念でした。

チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2は面白いのか?オススメ度は?

オススメ度   50点

個人的に超好き❗️

オススメ度とは?

0〜20点・・・サイテー激ヤバ作

30〜40点・・・何か個人的に嫌い

50〜60点・・・個人的に超好き

70〜80点・・・万人に勧める良作

90〜100点・・・最高な超傑作

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〜ヌルい映画レビューにお付き合い下さい〜

ハリウッド大作から劇場未公開なマイナー作品まで日々映画鑑賞。ちょっとした映画の感想、好きな俳優の事を気ままに記事にしてます。

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