こんにちは、ぽんぽです。前作「13日の金曜日 完結編」が個人的にはシリーズで一番好きな作品になった為、次作となる本作も期待しまくりで鑑賞へ。では本作の感想(ネタバレ)、紹介していきたいと思います。

目次
「新・13日の金曜日 Part5 60点(感想ネタバレ)」
作品情報
1985年劇場公開 アメリカ ジャンル:ホラ 監督 バリー・ソネンフェルド 脚本 ポール・ラドニック 出演者 ジョン・シェパード、コリー・フェルドマン、メラニー・キンナマン、リチャード・ヤング、マルコ・セント・ジョン、ディック・ウィアンド、デビ・スー・ボーヒーズ他
あらすじ
前作で見事ジェイソンを倒したトミー少年の前で、またしても繰り広げられる殺人鬼ジェイソンによる惨劇が、、(Amazonより抜粋)
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メガネ少年が筋肉ムキムキに!大人版トミー役ジョン・シェパードの魅力!
前作「13日の金曜日 完結編」から数年後の大人になったトミーが主人公となる本作。 その大人版トミー役ジョン・シェパードが意外と魅力的なのです。 大人版トミーは殺人鬼ジェイソンの幻覚に苦しむ無口な青年に成長しているのですが、筋肉ムキムキで喧嘩が強いキャラに改変w。 神経症ゆえ感情を抑えられず、ムカつく奴は投げ飛ばすわ、ぶっ飛ばすわの大人版トミーに驚きます。しかも大人版トミーは明らかに格闘技を齧っている動きを見せるので戦闘力は強め。あのメガネ少年トミーの印象からすると最初は違和感があるのですが、個人的にはこのキャラ設定も納得は出来るんですよね。 何故なら大人版トミーは殺人鬼ジェイソンの幻覚に苦しめられている以上、殺人鬼がいつか襲ってくるかもしれない恐怖に怯えながら生活している訳です。 となると、トミー自身が急に殺人鬼に襲われても対抗出来る様に日々、体を鍛えて戦闘訓練をしていても設定としてはあり得る筈でして。そんな訳で大人版トミー役ジョン・シェパードの筋肉ムキムキな姿と戦闘力強め設定は意外と「トミー」のキャラクターに寄り添っている丁寧な設定に思えて自分は大好きなんですよね。 それと本作は殺されキャラ達の個性も魅力的なのです。 まず近所に住むイカれた親子が「悪魔のいけにえ」を彷彿とさせるキモい家族で楽しいです。汚らしい家で残飯の様な食事をくちゃくちゃ食べるのが気持ち悪くて好きです。母親が作るシチューとか絶対食べたくないw。 それとSEX後に殺されるお約束キャラのカップルはヌードの存在感が抜群です。特に惜しげも無くヌードをさらけ出すティナ役デビー・スー・ボーヒーズの裸の美しさは思わず見惚れてしまう程です。 白い肌と豊かな胸で森に寝そべる女優デビー・スー・ボーヒーズの姿は間違いなくシリーズ屈指のヌードで必見かと思います(そこかよw)。 脇を固める殺されキャラが個性豊かだと、愛着が湧いてきて殺される瞬間も「あ〜」とイチイチ残念がれるのが楽しいです。
チェーンソー使わない偽ジェイソン?殺人鬼に抱く定番イメージは間違っていた!
本作の殺人鬼ジェイソンは相変わらず過激さマイルドな殺し方ですが発煙筒、ベルト、デカバサミを用いた殺人シーンはバリエーション豊かで楽しめます。更に殺戮の舞台が未成年や障害者の更生施設というシチュエーション自体が結構エグくて好きです。 それと今回は何と殺人鬼ジェイソンの正体が模倣犯(偽ジェイソン)だったという真相が秀逸で大好きです。 そう言えば、劇中では殺人鬼ジェイソンの特徴である人間離れした怪力による殺人シーンが無いのが不思議でしたが、そこも納得いきました。そりゃは殺人鬼ジェイソンを模倣した人間、要するに偽ジェイソンには怪力なんてありませんよね。殺人鬼ジェイソン以外のキャラが殺人犯だったオチは一作目以来の意外性ある真相でかなりテンション上がりました。まぁ、偽ジェイソンの真似が「どこからどう見ても殺人鬼ジェイソンにしか見えない」ので実は模倣犯でしたという真相もちょっと無理がある「こじつけ脚本」とも言える強引さ、雑さも感じるんですけどねw。 それと本作で大きな発見としては実は殺人鬼ジェイソンってチェーンソー使わないんだなって所でして。 劇中でチェーンソーが出てくるんですですけど、何とチェーンソーを振り回すのは身を守ろうとした女性パムの方で、殺人鬼ジェイソンはチェーンソーで襲われる方だったりして驚きます。殺人鬼を模倣した偽ジェイソンがチェーンソーで肩を切り裂かれる姿に爆笑しましょう。 「いや、ジェイソン君、お前がチェーンソー使わないでどうする!」 みたいな(1人ツッコミw) 殺人鬼ジェイソンと言えば、チェーンソーのイメージが強いのですが、それって自分だけですかね? 実は本作含め「13日の金曜日」シリーズで殺人鬼ジェイソンがチェーンソーを使う場面って何と一度も無いのです。 殺人鬼ジェイソンに抱く定番イメージ「チェーンソー持ってる殺人鬼」が間違っていたという、意外な事実を本作で目の当たりにして地味に衝撃を受けました、自分w。

前作「完結編」のラストを踏まえたトミーに纏わるオチが面白い!
本作は大人版トミーと殺人鬼ジェイソンの対決シーンが物足りないのです。 個人的には大人版トミーの喧嘩の強さを活かした殴り合いが観たかったのですが叶わず。数年振りに邂逅する主人公と殺人鬼ジェイソンの睨み合いシーンで「おっ対決するのか?」と盛り上がりかけてたのに、殺人鬼の足にナイフを突き立てるだけの反撃が地味でガッカリ。トドメは高い所から突き落とす殺法もホラー映画にありがちでやっぱりガッカリ。 呆気ない決着ですけど、まぁ殺人鬼ジェイソンの正体は模倣犯の偽物ですからね。 そんな偽ジェイソンとの対決シーンはこれ位で丁度いいのかも(いい加減w) 対決シーンにはガッカリですが前作「13日の金曜日 完結編」のラストを踏まえたトミーに纏わるオチが、これまた面白いのです! 偽ジェイソンを殺した大人版トミーは病院で目を覚まし、無事でした、めでたし、、とはならずトミーは何故か殺人鬼ジェイソンのホッケーマスクを被りナイフを片手に女性に襲いかかる寸前でエンドロールへ。何と大人版トミーは偽ジェイソンを殺した事で内に秘めてた殺人衝動にスイッチが入り「第2の殺人鬼」になってしまったという衝撃のオチが待っております。 ん?待てよ? となると「完結編」で見せた12歳の少年トミーの意味深な表情のラストと繋がるじゃん!という事に気付くのです。 殺人鬼ジェイソンを殺した12歳の少年トミーは「殺人衝動」を継承してしまい、何と大人版トミーで「殺人衝動」が遂に花開いてしまったという、ね。 完結編ラスト→本作のラストは見事に繋がっているのがめちゃくちゃテンション上がります。 主人公トミーに纏わるオチが秀逸でシリーズファンとしては「マ、マジか、」と思わず唸るラストは個人的にかなり好きです。
総評
大人になったトミーのキャラ改変が魅力的でジョン・シェパード演じる無口で筋肉ムキムキのトミーも全然アリですね。 偽ジェイソンの正体の意外性や衝撃的なラストは「13日の金曜日」1作目と完結編を組み合わせた感じで本作はトミーに纏わるオチが面白いんですよね。 それにしても殺人鬼ジェイソンがチェーンソーを武器として使わない事に地味に驚きました。「殺人鬼ジェイソン」=「チェーンソー」の印象が強いんですが、このイメージは一体何処から来たのか自分でも謎なんですよねぇ(どうでもいいw)
新・13日の金曜日 Part5のオススメ度は?面白いのか?
オススメ度 60点
個人的に超好き❗️
↓U-NEXTで「13日の金曜日」シリーズ視聴可能です

本ページの情報は2021年5月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
オススメ度とは?
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作