こんにちは、ぽんぽです。「コワすぎ最終章」で中々のカオス展開が行き着く所まで行ってしまった感あり、続編はないんだろうなと思ってたら嬉しい朗報が。なになに、超コワすぎとな?うし、兎に角、観よう、それがコワすぎファンってもんだろう(工藤D風口調)という事で本作の見所や制作秘話含め紹介していきたいと思います。
「戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!恐怖降臨!コックリさんは良作ホラーコメディー。工藤Dのコックリさん対策に爆笑しまくり」
作品情報
2015年製作 日本
ジャンル: ホラー
監督&脚本&撮影 白石晃士
出演者 大迫茂生、久保山智夏、白石晃士
あらすじ
工藤D、AD市川、カメラマン田代らは「コワすぎ」シリーズを「超コワすぎ!」と改め、その第1弾の取材対象に選んだのが「コックリさん」。女子高生2人組から送られてきた映像には、コックリさんをする彼女たちに起こった、衝撃的な出来事が収められていた(Amazonより抜粋)
今回の恐怖映像投稿者は女子高生?工藤Dと狐憑き女子高生「新菜」の掛け合いの楽しさ
恐怖映像投稿者が女子高生という事もあり珍しく工藤Dと若者の新鮮な掛け合いが見られるのが楽しい本作。
特に心霊現象の当事者である女子高生らの中に新菜っていう女の子がいるんですけど、この娘が中々の魅力的なキャラ。
狐憑きを自称する新菜ちゃん、今回の舞台となる廃校もへっちゃらな感じでズケズケと歩いていっちゃう娘。おまけに年頃らしく反抗期で口も悪い。
「はぁ?」「まじ、ウケる」といった若者言葉連発の生意気っぷりで工藤Dとバシバシに揉めるのが面白いんです。この新菜ちゃん、生意気なんですけど不思議と嫌な奴って感じがしないんです。等身大のちょっと素直じゃない女の子っぽさがあって可愛い(笑)
そんな可愛げのある新菜ちゃんは本作でも、ちょいとシャレにならない、、でも可愛げのある理由で意外な真相をブチかましてくれます。
「自分に内緒で遊びに行こうとした友達に仕返しをして、ちょっと驚かせたかったの。だからコックリさん呼んだんだ」ってな真相。
な、なんちゅう軽い、、可愛げある?やり過ぎ?な理由じゃい、ってか本当に狐憑きだったのね新菜ちゃん、、うむ、結構な破壊力の真相ですな
意外なコックリさん現象の真相をポツポツと話し始める新菜ちゃん、仕返しをやり過ぎた事を反省しながら話す所、、やっぱ可愛げがあるんです(何回目だよ可愛げ)
新菜役の紅甘さんの演技がホント上手いんです。って言っても本作に限らず「コワすぎ」シリーズに出演する俳優さんの演技力の高さはいつもの事なんですけどね。まぁ、コワすぎシリーズは低予算の所を俳優の演技力でカバーしていくっていう伝統がありますからね(どんな伝統じゃいww)

コックリさん対策は金属バットとニンニク臭い息。工藤Dのトンデモ戦法とオラオラ台詞に爆笑
「コックリさん?ってか、何で「さん」付けるんだよ?こいつなんかコックリで充分だよ。オイ、コラ、コックリ!」
新シリーズになっても相変わらずのオラオラ台詞な工藤Dに爆笑ですわ、ホント。
おまけに得体の知れないコックリさんへの対抗策は金属バットとニンニク臭い息(笑)
金属バットには俺の気合がみなぎってるから、コックリさんみたいな霊にも効くんじゃね?的なお考えの工藤D。更に更にニンニクラーメンとニンニク餃子を食べた事によるニンニク臭い息、、、っていうか、対抗策っていうか昼飯食べただけなんじゃ、、と疑ってしまうテキトーな対抗策、、果たしてコックリさんに効くのだろうか、、、
「って、、バシバシに効いとるやないかい!」
工藤Dの金属バットとニンニク臭い息がコックリさんにめっちゃ効いてるの、最高に笑えます。工藤Dのオラオラ台詞がキレキレの冴え冴えでイチイチ笑えるんですよ。多分、コワすぎシリーズでも屈指の笑えるホラーコメディーになってますね、本作は。

制作秘話
- 前作「最終章」でコワすぎシリーズの持ち味でもある壮大なトンデモ設定が行き着く所まで行ってしまったので本作からは仕切り直しの意味も込めて「超」のタイトルが付いた。本作はパラレルワールドの設定なので前シリーズとは話の繋がりはない。
- 白石監督曰く、「超コワすぎ」の「超」に因んで工藤Dのキャラクターは前シリーズ以上に勢いある行動力とタチの悪さを意識したキャラクターになっている。
- 前シリーズでは怪奇現象に懐疑的な立場を取っていたAD市川のキャラクターだが「超コワすぎ」では最初からある程度怪奇現象を信じているキャラクターに多少変化している。
- 白石監督曰く「みんなが知っている怖い話かつ身近な怖い話」を題材にしたいとの思いから今回はコックリさんをテーマに製作したとの事。
- 本作の舞台となった学校は「コワすぎ ファイル4」でもロケ地として使用した学校と同じ。
- 狐憑きの少女、新菜役に紅甘を起用はインディーズ映画「家をたてること」に主演していた当時、中学一年生だった紅甘の存在感ある演技を観た白石監督が本作の出演をオファーした事がきっかけ。
- 前作「最終章」は製作費がかかり過ぎた為、本作は予算を抑えた作りになっている。
総評
コワすぎといえばみたいな感じの「終盤いつも大体カオス展開」が本作では鳴りを潜め、地に足ついた展開なのが個人的にめっちゃ良かったです。それとコワすぎシリーズ特有のふざけてる中にも時折見られるガチの怖い映像、、本作でもしっかり見られます。
コックリさんに取り憑かれた女子高生らが暗闇の中で、一瞬にして距離を詰めて近づいてくる所、心臓止まる位、怖かったです(笑)うーむ、こういう所があるから油断ならんな、コワすぎ。
狐憑きの新菜も魅力的で今後もシリーズ通して出てきて欲しいな。それと今回は工藤Dのオラオラ台詞がまぁ笑えた笑えた。本作は多分、コワすぎシリーズの中でも屈指の笑える良質ホラーコメディーになってます。
戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!恐怖降臨!コックリさんは面白いのか?オススメ度は?一言でいうと?
オススメ度 60点
個人的に超好き❗️
オススメ度とは?
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作