こんにちは、ぽんぽです。遂に遂にハイローの新作「HIGH &LOW THE WORST」が公開されますね〜。ハイローファンとしては嬉しい限り！しかも今回は前日譚となるドラマが存在するとの事。それがこちらの「エピソード0」です。全6話のドラマでサクッと観られそうだったので早速、鑑賞致しました。では本作の製作秘話含めた感想(ネタバレ)、紹介していきたいと思います。
目次
「HiGH &LOW THE WORST EPISODE.0. 30点(感想ネタバレ)」
作品情報
2019年制作 日本 ジャンル: アクション 監督 久保茂昭 企画プロデュース EXILE HIRO 出演者 山田祐貴、前田公輝、川村壱馬、吉野北人、山下健二郎、泉谷しげる
あらすじ
全国から札付きのワルが集まる鬼邪高校。全日制では入学シーズンが到来し、鬼邪高の頂上を目指す猛者たちが入学してくる。(Amazonより抜粋)
見所はジャム男？回想シーン多過ぎ、殴り合い無し！酷い出来だけど映画版は観たくなる！
【時系列としては映画一作目の後日談となる全6話ドラマ】 映画「HIGH&LOW THE WORST」の前日譚である本作ですが、シリーズの時系列としては映画一作目「HIGH&LOW THE MOVIE」のコンテナ大乱闘の後の物語。しかも今回の「HIGH&LOW THE WORST」プロジェクトは映画版もドラマ版も鬼邪高校にスポットを当てたスピンオフ作品なんです。今回のドラマ版では映画1〜3作目の間、「鬼邪高では何が起こったのか？」「全日の轟達はどうしてたのか？」など映画では語られなかった鬼邪高が描かれております。ハイローファンとしては、それだけでテンションが上がってしまうんですよね。鬼邪高、大好き過ぎる自分です(笑)。
【意外？「THE RAMPAGE」ボーカル、川村&吉野のダブル主演】 本作で初演技&初主演を務めるのは「THE RAMPAGE」のボーカル、川村と吉野の2人。細身のイケメンな、この2人が選ばれるのは意外でした。何故なら同グループにはもう1人ボーカルを務めるRIKUがいるんですよね。彼は2人よりも筋肉質でガタイの良いガテン系(笑)。HIGH &LOWシリーズの雰囲気にもハマるし、アクションとかも良さそうなのに、、。にわかランページファンとしては彼がいないのが少し残念ですな。 ではでは主演2人の演技はどうかと言うと、うむ、充分良い感じです。高城司(吉野北人)は無気力で鬼邪高のトップ争いに興味無さげ。退屈な毎日を送る今時の等身大の不良って感じ。演じる吉野北人のムゥ〜と物思いに拭ける顔がキラキラしてて可愛いゾ(笑) そして花岡楓士雄(川村壱馬)は明るく馬鹿で憎めない奴で少年漫画から飛び出した様なキャラ。このキャラが意外と寒く見えないんです。川村壱馬のヤンチャさを感じるビジュアルと演技がキャラに合ってるんですよね。 特に田舎で爺ちゃんと話す無邪気な花岡の姿にはキュン死します(死語w)。演じる川村壱馬くんの笑顔が、これまた可愛いゾ(笑)。ただ唯一の心配は2人共、細身過ぎて見た目では強く見えない所ですかね。「大丈夫？前作主演の岩ちゃんみたいなアクション出来るの？」と。ずっと余計な心配しながら観てしまう、イチファンな奴ですww
【1話約20分しか無いのに回想シーン多過ぎ！見所はジャム男？】
本作は1話約20分しか無いドラマ作品なんですが、その大半をあらすじ解説と回想シーンに費やしてしまっているんです。あらすじ解説はお馴染みの低い良い声のオッサン(笑)、そして所々で挟まれる映画3部作の回想シーン、、どちらも尺が長い、、。本作オリジナルのドラマ部分は結局、鬼邪高新興勢力の顔見せ程度の物語ばかりになってしまっています。個人的に気に入ったのは「ジャム男が何故、パンチパーマになったのか？」が描かれる3話のジャム男エピソード回ですかね。ケンカが弱い彼が慕う高城司の居場所を守る為に単身、鬼邪高の不良共に挑む所はホロっとくる話でした。正直、ドラマと呼べる程の物語性がある回は、これだけでしたかね、多分(笑)
【村山も轟も睨み合いだけ？殴り合いの無い鬼邪高校の微妙さ】
このドラマ版エピソード0の最大の不満点、、、それは殴り合いがほぼ無い事です。鬼邪高に新入生が入ってきた事により勢力図が変わっていく鬼邪高。って事は不穏な空気になって来る訳です。そりゃ喧嘩が始まる事を期待しながら観るじゃないですか。ハイローファンなら！でも中々、殴り合いは始まらず。
やっとこさ「何だ？やんのか」的な雰囲気になったとしても、お互いジーっと相手を睨み、結局「やっぱ、やめた。」みたいな展開が山程あって、ガッカリしまくりなんですよ。大好きなキャラである村山も轟も同じ、、睨み合うだけ、、。「お前ら戦わんのかい！」と何度もツッコミを入れてしまいましたよ、自分。殴り合いの無い鬼邪高、微妙過ぎます、マジで。
【花岡vs高城！ドラマ版唯一の対決シーンは物足りない！】 殴り合いがほぼ存在しない本作にテンション下がりまくりなまま、最終話となる6話目に突入。そして遂に！殴り合い展開が！ 大好きな爺ちゃん(泉谷しげる)の予期せぬ死に悲しむ花岡。そして鬼邪高のトップを目指す事を迷う高城。2人の鬱屈した思いが重なり出会う時に、喧嘩が始まるのです。よっしゃ、喧嘩だ！殴り合いだ！ひゃっほい！と喜びの奇声を上げながら2人の喧嘩アクションを楽しもうと思っていたんです。 しかし、それは叶わず、でした。 シチュエーションと殴り合う理由が、あまりにも情緒があり過ぎる問題勃発です。土砂降りでぬかるんだ地面の上、悲しみで殴る花岡と迷いを抱え殴る高城。2人共、殴り合う理由が切な過ぎて燃えないんです。お互いに一発ずつ殴っては睨み合う、そして掴み合いと叫び合い。くどいスローモーション演出も加わり、むっちゃ情感ある場面。 ですが、やっぱそこじゃ無いんですよ、自分が観たいのは。 やっぱり喧嘩シーンはスカッとしたいんです。結局スピードとスキルを磨いたアクションシーンが観たいんですよね。しかしながら待ちに待った2人の対決シーンが期待していたのと違う、、なんかね、、何か物足りないんです。もっと演じた川村壱馬と吉野北人の素の戦闘能力って言うか身体能力を感じる事が出来るアクションシーンにして欲しかったな。 この際、演技そっちのけでも良いから(アクション好きの駄目な奴ww)
【エピソード0に対する不満は映画版を観て解消すべし！】 殴り合いほぼ無いまま睨み合い、そして仲間同士でだべってばかりの鬼邪高生達に終始ガッカリしてしまう残念さ。唯一の殴り合いである花岡vs高城も全然燃えない。回想シーンも多過ぎるし。結構ヒドイ出来でした。 期待した殴り合いが観れない、このストレスをどうしてくれよう(笑)それは、やっぱり映画版を観に行けって事ですよね。だって、これだけ殴り合いを敢えて見せない様に作ったって事はそう言う事でしょう、多分。 「殴り合いは映画版でタップリと見せてやるからな！だから映画、観に来いよ！お前ら！」と監督やプロデューサーのHIROさんに言われている感じ(笑) 本作で久々に観れた村山や轟、そして新キャラ花岡。魅力的な彼らを観ているだけでアドレナリンが出てきてしまう、ハイロー大好き過ぎる自分。もう映画版「HIGH&LOW THE WORST」は観ない訳にはいかないです。 だって、こいつらの喧嘩してる所、観たい！観ないと収まらないですよ、このストレス！このアドレナリン！ 酷い出来の本作「エピソード0」への不満。この不満は映画版で解消すべし！ですね、うむ。
製作秘話
- 初主演となる川村壱馬は「先輩や役者の皆さんが作り上げてくれた作品なのは承知の上で、それでも何かやってろう！との気持ちを持って撮影に臨んだ」とインタビューで語っている。
- 同じく初主演となる吉野北人は「まさか自分に話がくるとは思わなかったので最初は不安に思った」とインタビューで語っている
- 轟役の前田公輝は「時系列を戻し鬼邪高の全日にフューチャーしてくれたのが嬉しい。ここまで鬼邪高の存在を大きくしてくれたのは村山(山田祐貴)だと思っているので村山には、とても感謝している」とインタビューで語っている。隣で聞いていた山田祐貴は照れながら「そんなことはないよ」と謙遜しながらも今回、鬼邪高をフューチャーしてもらった事が嬉しいと語っている。
- 前田公輝は私生活でも街中で「轟だ！」と声をかけられるとの事。本人曰く「役柄で呼ばれる位、良い役に出会えて嬉しい」とインタビューで語っている。
- 「花岡楓士雄と高城司の対決シーンは6月に撮影されたが雨のシーンだった為、冬の時と同じ位に寒くて苦労した」と演じた川村と吉野はインタビューで語っている。
- 花岡楓士雄と高城司の対決シーンでは足元がぬかるんでいて、実際に2人の足が滑ってしまう場面も映像として使われている。足を滑らせた際、2人は咄嗟の機転でアドリブでの殴り合いを演じている。「アドリブでアクションを演じるのは危険な事だが不思議と2人とも、お互いの息があっていて無事に撮影出来た」と川村と吉野はインタビューで語っている
HiGH &LOW THE WORST EPISODE.0のオススメ度は？面白いのか？
オススメ度 30点
何か個人的に嫌い❗️
オススメ度とは？
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作
