こんにちは、ぽんぽです。大好きなコワすぎシリーズ、、最終章の情報を聞いて寂し過ぎて、若干ブルー(笑)このシリーズ好き過ぎて、あんまし冷静な評価が出来ないヤツなんですよね、これって。「劇場版コワすぎ」を経てすんばらしいカオスっぷりがクセになるシリーズ最終章、心して見届けねばと襟を正し鑑賞しました(大袈裟)ではでは本作の見所や製作秘話含め紹介していきたいと思います。
「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章はカメラマン田代の孤軍奮闘記」
作品情報
2015年製作 日本 ジャンル: ホラー 監督&脚本&撮影 白石晃士 出演者 白石晃士、大迫茂生、久保山智夏、宇野祥平
あらすじ
取材時に工藤(大迫茂生)と市川(久保山智夏)が異世界にのみ込まれてから1年半後も、彼らの消息は不明だった。そんなあるとき、新宿の上空に謎の巨人が突如出現。政府当局の調査で危険な存在ではないとされ、異様な存在はそのまま放置される一方、カメラマン田代(白石晃士)は行方不明の二人を現世に連れ戻すため調査していた。(yahoo映画より抜粋)
意外や意外。最終章はカメラマン田代の孤軍奮闘記
TSTREAMなる動画配信から始まる本作。
「ん?TSTREAM、、のTって、、もしや田代カメラマンのT?」
そうなんです。本作の主役は田代カメラマンなんですよ。田代カメラマンを演ずるは白石監督。流石はコワすぎ最終章。予想の斜め上を行く展開ですたい。監督自らが遂にメイン、、主演としてシリーズの締めくくりを飾るとは。ナ〜イス、アイディア(笑)本作での田代カメラマン散々な目に合います。異空間に消えた工藤Dと市川を取り戻す為に、ホームレスから物をひったくるわ、女性のパンツを盗むわ、自分の指切り落とすわ、人の頭に銃ぶっ放すわ、、かわいそ過ぎなカメラマン田代。
すいません、そこが、、あの、めっちゃ楽しいし笑えます、ハイ。不謹慎ですんません(笑)2人を取り戻す為の無理難題な試練、、それをゲロ吐きながら乗り越えていく田代カメラマンが最高に不憫で最高に笑えるっていう、、ね(笑)
低予算なんのその。トンデモ展開満載のカオス作品を支える役者陣の演技力の高さ
工藤と市川に奪還作戦に手を貸す謎の男、江野。「オカルト」「殺人ワークショップ」など白石監督作品ではちょくちょく出てくるファンには馴染みのあるキャラなんです、この江野ってキャラ。
本作でも淡々とクレイジーな言動をブチかます激ヤバ人間っぷり見せとくれとります。
江野を演じる宇野祥平さんって方はホント演技上手い。オカルト展開全開のカオスっぷりMAXな本作では一瞬笑っちゃう様なトンデモ設定が雨あられと出てくるんです。観てる側が「はい?この人ら何言ってんの?」と思って冷めてしまう様なトンデモ展開の中でも、宇野祥平の力の抜けたガチっぽい演技が、すんごいリアリティを与えてくれるんで結構、最後までワクワクハラハラ観れちゃうっていうのが凄い。実は出演俳優の演技の上手さをバシバシに感じれちゃう作品なんですよね、これって。
製作秘話
- 本作は全編ワンカット風の撮影に見えるが実際は細かくカットを割って撮影している。
- 本作のリアルタイムで物語が進んでいく様子は、ニコ生放送から着想を得た。白石監督曰く「コメントが飛び交うニコ生にライブ感を本作でも出したかった」との事。
- コワすぎシリーズははフェイクドキュメンタリーの手法をとってきたが、今回の最終章はどちらかというとPOVの手法を用いている。
- 工藤Dと市川が入れ替わるネタは1982年公開 映画 「転校生」が元ネタ
- 劇中の生き人形は以前、中国人アーティストが似た感じの芸術作品を作っていた所を白石監督がSNSを通じて知り、それをネタに本作の生き人形を製作した。
総評
まさかの田代カメラマン物語を見せられる事になろうとは。「こういう意外さもコワすぎシリーズの魅力だよなぁ、、えへへ」状態。
シリーズが好き過ぎてどんな出来でもこのシリーズは自分にとっては常に良作なんですよね(ダメなヤツ)
「劇場版コワすぎ」の後日談として楽しめました〜。
戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章は面白いのか?オススメ度は?
オススメ度 50点
個人的に超好き❗️
オススメ度とは?
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作