こんにちは、ぽんぽです。いやぁ、、最近、自分の年齢の事や将来の事を考える事が段々と増えてきまして。前向きな考えを巡らすなら良いのですが、いかんせん自分の性格上、思考はネガティブ寄り(笑)ネガティブな思考で将来を考えると鬱々とした気持ちになったりなんかして。こんな気持ちの時、自分的対処法はたった1つ。「ハリウッドの楽しいラブコメを観る!」です。なんて言うか、心の特効薬ですな、うむ。さてさて、では本作の見所&制作秘話含め紹介していきたいと思います。
「私がクマにキレた理由(わけ)で露呈したアメリカ社会のナニー制度の問題点」
作品情報
2008年製作 アメリカ ジャンル: コメディー 監督&脚本 シャリ・スプリンガー・パーマン、ロバート・プルチーニ 出演者 スカーレット・ヨハンソン、ローラ・リニー、ポール・ジアマッティ、アリシア・キーズ、クリス・エヴァンス
あらすじ
大学を卒業したものの自分の将来が見えないアニーは、ひょんなことからニューヨークの高級住宅街に住むセレブ一家のナニー(ベビーシッター)をすることに。家庭に無関心な両親にこき使われ、愛情に飢えた息子もなかなかなつかない。そんなある日、クマのぬいぐるみに監視カメラが仕込まれていることを知ったアニーは……。(映画comより抜粋)
自分とは何か?社会に出ていく若者に問われる普遍的な問いに共感
人類学をもっと学ぶ為に大学院に行きたい、、が、しかし、それじゃ食べていけない。ならば仕方なく就職しかない。気が乗らないまま受けた就職先の面接で
「あなたという人物はどんな人物ですか?」との質問に答えられず固まるアニー(スカーレット・ヨハンソン)がむっちゃ印象的。
この質問って、企業面接とかだと実際によくされる質問だろうな〜と思ったり。
自分を見つめ直す時間すら持たず、固定観念から一流企業を受けてボツになるアニーの姿が意外。アメリカンの若者って、もっと目的意識を持って就職活動する印象あったんですけど、そうでもないみたい(笑)。
この光景、日本で就職活動する若者にも十分当てはまるじゃん!ていうか、学生時代の自分と同じじゃん!って感じです(笑)
更にはリクルートスーツを着たアニーに向かって親友が「ネズミ色の会社奴隷服みたい」と茶化す場面とかも親近感湧きまくりです。社会に出ていく若者達のあるある会話ネタですよね。「へぇ〜アメリカの若者も就職する時こんな感じなのか、似てるな〜」ってなります。
ナニー制度は召使い制度?コメディーながらも痛烈な風刺
本作で描かれるナニー制度への問い掛けはコメディーながらも強烈な風刺が効いてます。昼夜問わず、勤務時間無視でナニーに様々な要求をしてくるセレブ達の態度がまぁ〜イヤな感じ(笑)
コメディーゆえに多少の脚色はあるとは思うんですが、、、富裕層と貧困層の見えない階級制度はこんな酷いのかとビビります。
まるでナニーが召使い状態で、、アメリカ社会、、キツイ、、。ていうか、ナニーが雇われてる身とはいえ同じアメリカン社会に住むアメリカン人にここまで上から目線で接するアメリカの富裕層ってヤバイなと(笑)
唯一の救いは無理難題を押し付けれまくるアニーに悲壮感がない事ですね。
演じるスカーレット・ヨハンソンの圧倒的な華もありコメディー映画としての明るさはしっかり担保してくれてるのが嬉しいです。
ナニーという存在が子供に与える影響
ナニーって結局の所、雇われ人である以上いつか、面倒を見ていた子供の前から去る時が来るんですよねぇ、、、、でも、それって子供にとっては理解出来ない事で。
家族だと思って慕っていたナニーがある日、突然自分の前から去っていくって、、、子供からすれば、そりゃ寂しいよなぁと。
時には、それが子供を傷つけてしまったり、、信頼する大好きな大人が突然いなくなっちゃうって子供からすると人間不信になりかねない気もしますし。本作でもナニーの解雇が子供に与える影響について、しっかり触れられています。
意外な共演者はキャプテンでアメリカな、あの人
実を言うと本作は意外な共演者が名を連ねているんです。それがクリス・エヴァンス❗️スカーレット・ヨハンソンとクリス・エヴァンスって、、
ブラックウィンドウとキャプテンアメリカじゃん❗️
アヴェンジャーズの再来や❗️ってなりました、自分(笑)
それと本作でのクリスの役所がハーバードのイケメン役なのがめっちゃ笑えるんです。似合い過ぎです、マジで(笑)。
総評
スカーレット・ヨハンソンのラブコメが観たいなぁと思って鑑賞したんですが、意外や意外。ナニー制度を通してアメリカ社会を風刺する結構、骨太な「お仕事ムービー」でした。
ナニーに子育て任せきりの富裕層の奥様方に対して
「お前ら、金持ちで暇なんだから子供の世話位、自分でせんかい!子供グレるぞ!」
と言う強烈なメッセージが込められてるのが見所です。
制作秘話
- ロバート監督曰く「ナニーを題材にした映画は名作が多い。そんな名作サウンドオブミュージックやメリーポピンズへのオマージュを捧げる作品にしたかった」との事。
- 脚本を書く段階でシャリ監督はスカーレットが主演を務める事を想定しながら書いていた。その後、実際に彼女に会った時も「役柄のイメージとピッタリだった」との事。
- スカーレット・ヨハンソンと共演したアリシア・キーズ曰く「彼女と会った瞬間、気が合うと思った」との事。お互いカットの声がかかった後も話し続けていた程、友好な関係だった。
- 子役のニコラスについてはスカーレット曰く「7歳ながらも立派な俳優。撮影シーン時の集中力が凄い」と絶賛。
- この映画の原作者自身も実際にナニー経験がある。原作はその時の体験を元に書かれた。
私がクマにキレた理由(わけ)は面白いのか?オススメ度は?
オススメ度 70点
万人に勧める良作❗️
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本ページの情報は2021年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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オススメ度とは?
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作