こんにちは、ぽんぽです。大好きな海外ドラマ「ウォーキングデッド」のグェン役でお馴染みのスティーブン・ユアン。彼の主演映画が公開との情報。しかもバイオレンスっぽくてゾンビっぽい感じの作品らしい?楽しみ過ぎます!そんな訳で早速観に行きました(笑)。では本作の感想(ネタバレ)、紹介していきたいと思います。
目次
「Z Inc. ゼット・インク 50点(感想ネタバレ)」
作品情報
2018年日本劇場公開 アメリカ ジャンル: ホラーアクション 監督 ジョー・リンチ 出演者 スティーヴン・ユァン、サマラ・ウィービング、キャロライン・チケジー
あらすじ
人間のストレスホルモンの濃度を上げて理性と感情のバランスを狂わせる「ID7 ウィルス」が世界中で発生した。感染した者は本能むき出しで欲望のままに行動し、殺人さえためらわない。そんな中、高層ビルにオフィスを構える大手法律事務所の弁護士デレクは、同僚のミスを背負わされ解雇を言い渡されてしまう。彼が荷物をまとめて帰ろうとしていると、ID7 ウィルスが社内で発生。完全封鎖された社内は凶暴化した感染者で溢れかえり、感染したデレクは解雇への不満を爆発させて最上階の社長室を目指す。(映画comより抜粋)
上司をぶっ殺す!会社員デレクの姿がほぼ「ウォーキングデッド」のグエン状態で笑える!
【ムカつく上司達ばかり!欧米型ブラック企業のヤバさ!】
ブラック企業と言えば日本企業のイメージが強いと思いますが、本作は欧米型のブラック企業のヤバさをしっかり堪能出来ます!社内での出世競争の激しさ、成果主義ゆえに吹き荒れる解雇の嵐!欧米社会では契約上、解雇が容易である事から常に「解雇」をチラつかせて部下を貶めるイヤな上司達の実態!そんな所が大袈裟にムッチャ誇張されて描かれています。いくらなんでも、こんな激ヤバ会社と上司は流石に欧米にもいないだろうレベルで笑えます(笑)こいつらが「本能のままに行動するウィルス」に感染していくんですから、まぁヤバイ、ヤバイ。そして楽しい楽しいww。
【暴力や性描写はマイルド。過激さを求め過ぎると期待外れに】
本作では理性ぶっ壊れた会社員らの殴り合い殺し合い、おまけに職場でのSEX等、阿鼻叫喚の様相が楽しめます。ただ、不満としては暴力描写や性描写はそれほど過激過ぎずマイルドな点です。前情報から、かなり強烈なバイオレンス映画だと思い期待して観たのですが人体損壊シーンや、強烈にエロいSEXシーンなどは無く、あくまでも世界観の説明上、チラホラとそんなシーンがある程度。そこが残念でした。とは言え、電動ノコギリで相手の喉を裂き血が「ブシャー」と飛び散る位のバイオレンス度はありますので、ご安心を。
【会社員デレクの苛烈な戦いっぷりがほぼグエン状態(笑)】
ウィルスに感染し解雇された怒りが大爆発するデレク。
「よっしゃ、俺を解雇しやがった上司、片っ端からぶっ殺そう」
この欲求、、会社員として働く人達全てが一度は頭をよぎるであろう欲求(笑)頑張れデレク、みんな君の味方だぞ!といつの間にやら、デレクに感情移入し応援上映状態になる自分www
復讐を果たす為に行く手を阻む奴らをガンガン殺していく血塗れデレク。その姿が、まんま海外ドラマ「ウォーキングデッド」のグエン状態で笑えます。スティーヴン・ユァンも殺し合いで見せるアクションシーンは堂に入ってお手の物。そりゃそっか。グエン役で何年もゾンビと取っ組み合いやってきたもんな。その成果か、アジア系会社員デレクとして頼りなさは全く無し。デカい白人相手に殺し合ってても、全然負けなそう(笑)
「ウォーキングデッド」グエン役の印象もあり、むっちゃ強くてしぶとい雰囲気を放つ不思議な俳優さんなんですよね、スティーヴン・ユァンって。
【仕事に支配されるな!のメッセージが提示する働き方改革!】 CEOを殺し復讐を果たしたデレクは取締役会で解雇が不当だと訴える展開となる終盤。そんな中で結局、デレクは会社を辞めるんですよね。会社に残る選択肢もあったけど辞める、、そりゃそうか。こんだけムカつく会社なんだからな。でもどうせなら取締役会の連中もぶっ殺して会社ごと乗っ取るみたいな超展開も期待したけど、それは無し(笑)うーむ、殺し合いの末、待っていた結末は意外とアッサリ気味で拍子抜けでした。 そして会社を去り自分らしい生活を取り戻したデレクが残すメッセージがこちら。 「仕事に支配されるな。仕事も人生も自分で描け。手遅れになる前に」 結構、含蓄あります、デレクのメッセージは。 仕事に支配され日々追われる生活続けてると、いずれにせよウィルスに感染した時と同じ位、ヤバイ行動とっちまうぜ。だから人としてぶっ壊れる前に自分に合った生き方見つけろよ。って事だよね、デレクさん(笑) 欧米の実力成果主義を批判しつつも主演はアジア系俳優のスティーヴン・ユァンを起用したって事は、アジアの働き方に関しても充分批判精神を持ってる本作。デレクの家族との時間を犠牲にして会社第一主義で働く姿は日本のサラリーマンにも通ずる部分がムッチャありますし。 本作は世界中で働く全ての労働者に対して、働き方改革を訴える結構まともな作品でした。まぁちょっと、人物の感情や価値観をサクッと簡単に描き過ぎな所もありますが。
Z Inc. ゼット・インクのオススメ度は?面白いのか?
オススメ度 50点
個人的に超好き❗️
↓U-NEXTで「Zincゼットインク」視聴可能です!
本ページの情報は2021年2月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
オススメ度とは?
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作