映画ドントレットゴーはタイムトラベル伯父さん奮闘記!ジョージーから姪アシュリーを守れ!

こんにちは、ぽんぽです。暑過ぎて死にそうな毎日を過ごしとります。クーラーとダイエットコーラが無かったら死んでます、多分(笑)。さてさて今回のヤツは劇場未公開作品なのですが明らかに面白そうな匂いのするタイムトラベル系。もうタイムトラベル系は取り敢えず観とく。これ、自分の中の常の識なのです。では本作の感想(ネタバレ)、紹介していきたいと思います。

「ドントレットゴー過去からの叫び 80点(感想ネタバレ)」

予告編

作品情報

2019年制作 アメリカ(日本劇場未公開)
ジャンル:サスペンス
監督&脚本 ジェイコブ・アーロン・エステス
出演者 デヴィッド・オイェロウォ、ストーム・リード、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ミケルティ・ウィリアムソン、アルフレッド・モリナ

あらすじ

弟家族が惨殺され悲しみに暮れる刑事ジャックに、殺されたはずの姪アシュリーから電話が掛かってくる。ジャックは2週間前の世界にいる彼女と通話していることに気づく。信じられない事態ながらも、アシュリーの命を救う手段を探すジャック……。(映画comより抜粋)

目次
・シンプルで緊迫感あるタイムトラベル系!オイェロウォって名前が言えたら映画好き!
・ストーム・リードの演技力は子役を逸脱!
・治安の悪い環境下に晒される黒人コミュニティーが「ジョージー」事件を生む?
・銃を撃つ場面の圧倒的な恐怖感!
・ドントレットゴー過去からの叫びのオススメ度は?一言でいうと?

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シンプルで緊迫感あるタイムトラベル系!オイェロウォって名前が言えたら映画好き!

しょうもない弟の愛娘であり姪っ子のアシュリーを可愛がり親身になって支える警官ジャック伯父さん(デヴィッド・オイェロウォ)。麻薬密売の前科持ちの弟に代わり親代わりを務めてるジャックにとって姪アシュリーはむっちゃ大事な存在。2人の丁寧な関係性描写により冒頭からジャックとアシュリーに感情移入しまくりです。そんな可愛い姪のアシュリーが一家諸共、撃ち殺される事態になるとは、、ジャックと同じく観てる此方まで暗鬱な気持ちになるサスペンス展開へ。姪っ子アシュリーの死に落ち込むジャックのスマホに突然の着信。着信の相手は死んだ筈のアシュリー。
はい!キター!
何と2週間前の過去にスマホが繋がってる設定が炸裂です。
死ぬ前のアシュリーと話せてしまう謎の現象に戸惑うジャックですが、そりゃもう、やる事は一つだけでしょ。過去を変えて姪っ子アシュリーの死を回避する事でしょうよ!

本作は過去を変える事で未来も変わるっていう、タイムトラベル設定が魅力です。しかも難しいウンチクや知識は一切無く、「何でか分からないけど過去のアシュリーと話せるスマホ」って設定のみのシンプルさが分かりやすくて良いんです。自分、馬鹿なので難しいタイムトラベル系のSF設定を披露されても付いていけない気がするので、そこ助かります(笑)。基本はアシュリーを殺した犯人を突き止めるサスペンスが主でタイムトラベル設定はあくまでも、緊迫感を出す為のスパイス程度なのが観やすいです。

そのタイムトラベル設定が上手く活きてるので数日後に可愛い姪っ子が殺されちゃう事実を知ってる伯父ジャックは超必死。その姿は緊迫感抜群で最高です。正にタイムトラベル伯父さん奮闘記といった内容。

ジャック演じる主演はデヴィッド・オイェロウォ。過去に繋がるスマホって言う謎の現象に戸惑いつつも機転を効かせまくり過去と未来を変えようとする姿は正に頼れる良い大人!アシュリーが「伯父さん」と慕ってるのも納得の「ジャック」ってキャラクターを魅力的に演じております。

唯一ケチを付けるなら、そもそも過去のジャック伯父さんと未来のジャック伯父さんがスマホで連絡を取りながら事件を解決すればよかったんじゃないでしょうか?そうすればアシュリーに危険な事をさせずに事件解決した気がするんですけど、、みたいな(笑)

それにしても「デヴィッド・オイェロウォ」はブログで名前を入力するのにも苦労する難しい名前w。フルネームで言える人って何人位いるんですかね?オイェロウォって名前が言えたら映画好きと名乗っても良いでしょう、多分(笑)。
可愛い姪っ子を救うのだ!叔父さん!

ストーム・リードの演技力は子役を逸脱!

ドレッドヘアにつぶらな瞳、ダンゴっ鼻。最近の美人系黒人女優とは違う、あどけない顔立ちの彼女の名はストーム・リードちゃん。名前カッコいいな、オイw。姪アシュリー役を熱演した彼女はハリウッドでは子役?若しくはティーンエイジャー俳優の有望株らしいですね。その演技力は?と言いますと、、半端じゃないです。信頼する伯父ジャックから過去と未来がスマホ越しに繋がっている事と自分が殺されてしまう未来を知る羽目になるアシュリー。その時のアシュリーの戸惑いと怯える表情が観る者の心を揺さぶる、超絶良い表情なんです。正直、この表情の演技が出来る時点でストーム・リードの演技力は子役を逸脱してるレベル(笑)。彼女の表情を観てると「この子だけは、アシュリーだけは死なせちゃいかんでしょ!」とまるで伯父ジャックと同じ気持ちにさせられてしまいますよ、マジで。アシュリーの殺されてしまう未来を想像するだけで観ている此方もいても立ってもいられなくなる、この焦燥感が極上です。本作のサスペンスとしてのヒリヒリ感、ハラハラ感をしっかり担保してくれる、スンゴイ存在。アシュリー役ストーム・リードちゃん、恐るべし!です。
トークショー出演時のストーム・リードちゃんの髪型が凄い!(右)

治安の悪い環境下に晒される黒人コミュニティーがジョージー事件を生む?

アシュリーと彼女の家族を皆殺しにした激ヤバ犯人の名前として挙がる「ジョージー」。「ジョージーの正体は?多分、犯人の名前だろうな」と思ってたら、何とそれは汚職警官の集団を指す言葉だったって事が判明。「ほお〜それはそれは、うむ、当たり前だけど予想がつかない真相じゃん!」と感心(誰目線w)。しかも、ジャックの相棒である黒人警官ボビーが、その汚職警官集団「ジョージー」のメンバーなんですよねぇ。という訳で事件の真相は至ってシンプル。アシュリーの父親ギャレットと汚職警官ボビーは麻薬密売をしていた。しかしギャレットの兄は真っ当な警官ジャック。ギャレットが兄であるジャックに汚職警官ボビーの事を話してしまうかも。だから口封じの為、ギャレットとその家族アシュリーらを皆殺しにした汚職警官ボビーでした、チャンチャン。

売人だったギャレット、汚職警官だったボビー。どちらも、ゴリゴリの知人同士。
近い!近いよ!お前らの関係性が近過ぎるんだよ!と絶叫したくなる真相です。シンプルな真相なのに心を揺さぶられまくり(笑)。本作ってタイムトラベルという壮大な設定をぶち込んでるんですけど、基本狭い人間関係のドラマなんですよね。事件は全てジャックとアシュリー2人にとって凄く身近な人間関係の中で発生してますから。この狭くて近い関係性だからこそ物悲しさを覚えるっていうか。汚職警官ボビーはギャレットが知人な上に同じ黒人だから殺す前に情けをかけたり躊躇ったりしてるんです。その姿は人殺し野郎なのに、ちょっとかわいそうに見えるんですよね。結局、自分の正体を知られたボビーはアシュリーも相棒ジャックも殺そうとする、どうしようもない奴なんですけどね。ただねぇ、麻薬密売きっかけに黒人同士、知人友人同士の間で殺し合いが起こってしまう事態や汚職警官ボビーのかわいそうな感じは何かしらアメリカ社会への批判は含んでそうです。治安の悪い環境下に晒される黒人コミュニティーが「ジョージー」事件を生むのかもしれませんね。勿論、治安の悪い環境下では白人コミュニティーだって、アジア系だって、どんな人種コミュニティーだって「ジョージー」事件の当事者にはなりかねないですし。

流石は「ゲットアウト」を製作したブラムハウス・プリダクションですな。黒人コミュニティーの友人知人みたいな狭い人間関係の間で起こるトラブルを描かせたら右に出る者はいない感じ。良い仕事してまっせ、です。製作会社ブラムハウス・プリダクションのお家芸ともいえる黒人コミュニティー間のトラブルを描きながら、更にタイムトラベル的なSF設定を加える凄さったら、もう。製作陣の抜け目ないエンタメ精神、グッジョブ!近隣の狭い黒人コミュニティーにタイムトラベルをぶち込んでくるセンスが最高にエンタメってます(微妙な造語w)。

銃を撃つ場面の圧倒的な恐怖感!

本作はサスペンスにタイムトラベル設定がちょい足しされた物語なのでアクションはほぼ無いのですが、それでもジョージーの正体と事件の真相の近付く上でチラホラ、ジャック伯父さんにも危険が迫る訳でして。兎に角、ジャック伯父さん、よく撃たれます。捜査中にギャングの流れ弾で死にかけるわ、倉庫での銃撃戦でも腹を撃たれるわ、最後の最後は汚職警官ボビーに足と手を撃たれて絶体絶命になるわ。スーパーヒーローでは無いオッサン警官には荷が重いであろう銃による暴力の数々。そんな「暴力」はあどけないアシュリーにも同様に襲いかかるんです。汚職警官ボビーに両親を目の前で撃ち殺されるアシュリーの絶叫する表情の痛々しさったら、もう最凶過ぎて(泣)。何なんでしょうね、この「ドントレットゴー過去からの叫び」の銃を撃つ場面の圧倒的な恐怖感。スリリングとか緊迫感とはちょっと違って「怖い」んですよね。本作の銃撃シーンの怖さって多分、現実社会で黒人コミュニティーが感じている銃に対しての恐怖がそのまま詰まっているからだと思うんです。それが黒人である伯父ジャックやアシュリーの姿を通して伝わってくる感じなんです。
銃により唐突に家族や友人の命を奪われる暴力描写って意味ではS・クレイグ・ザラー監督のバイオレンス映画「トマホーク ガンマンvs食人族」に通ずる物があるかもしれません。

本作はサスペンスなので直接的なゴア描写は無いにも関わらず、バイオレンス映画に似た恐怖を感じるんですよね。特に銃撃シーンの怖さたるや、ヒリヒリしまくりです。

ドントレットゴー過去からの叫び のオススメ度は?一言でいうと?

オススメ度   80点

万人に勧める良作❗️

オススメ度とは?

0〜20点・・・サイテー激ヤバ作

30〜40点・・・何か個人的に嫌い

50〜60点・・・個人的に超好き

70〜80点・・・万人に勧める良作

90〜100点・・・最高な超傑作

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ハリウッド大作から劇場未公開なマイナー作品まで日々映画鑑賞。ちょっとした映画の感想、好きな俳優の事を気ままに記事にしてます。

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