こんにちは、ぽんぽです。働く事に嫌気がさし最近は1日が過ぎるのが遅い遅い。熱意や将来のビジョンが失われてってる気がしてます。熱意や将来のビジョンが溢れんばかりの若かりし頃戻りたい。そんな気分の時は青春映画を観るのが1番でっせ。ではでは本作の見所や製作秘話含め紹介していきたいと思います。
「デトロイト・ロック・シティはKISSが大好きな少年達の冒険物語」
作品情報
1999年製作 アメリカ
ジャンル: 青春コメディ
監督 アダム・リフキンの
出演者 エドワード・ファーロング、ジュゼッペ・アンドリュース、ジェームズ・デベロ、サム・ハンティントン
あらすじ
ロックバンド「KISS」のコンサートに行くため奮闘する少年たちが巻き起こす騒動を描いた青春コメディ。1978年。田舎町で暮らす高校生のホーク、ジャムら仲良し4人組は「KISS」の大ファンで、目前に迫ったデトロイト公演を楽しみにしていた。ところが公演当日、「KISS」を悪魔の使者だと信じるジャムの母親が、4人のチケットを燃やしてしまい……(映画comより抜粋)
メタルバンドKISSが大好きな少年達の狂喜乱舞っぷりが可愛い過ぎる
主役4人の少年達、口は悪いはハッパはやるわの悪ガキっぷりに、「こいつらに感情移入出来るかな、、自分」とゲンナリしましたね、最初。自分、結構真面目なんで(聞いてないw)。でも、こいつらが大好きなKISSのライブに行ける事にむっちゃ喜んで狂喜乱舞してる様子は、なんか可愛い(笑)
ぶっ飛んでる悪ガキなんですけど、全身で「好き」って気持ちを表してるこいつら、好きです(笑)
そんでもってエドワード・フォロングですよ。この年齢の演技を観れる事自体、嬉しい。「ターミネーター2」の美少年っぷりにヤラレた身としては本作でまた彼の演技が見れる事に感謝。しかも、少しぽちゃっとしてるんですよね、本作では。成長期特有の体重の増減なんですかね、多分。
チョイぽちゃなエドワード、、ハッパを吸う姿は困った悪ガキ感も出てるし、どこか憎めない可愛さもあるし、、やっぱエドワード好きだわ、自分と改めて確認。
そんな、チョイぽちゃエドワードがデトロイトのクラブでチケット代欲しさにストリップに興じる流れ、、、最高っす。
思春期特有の向こう見ずなチャレンジ精神、、これぞ青春っす。
少年達の行く手を阻む大人達のキャラは誇張し過ぎ
KISSのライブに向かう少年達の行く手を阻む親や教師のキャラは青春コメディゆえに大分、誇張されております。気難しくて頭ごなしで怖い。うーむ、少年達から見た大人の嫌な部分を具現化しております。そんな誇張された嫌な大人達が結構出てくるので、若干リアリティに欠けすぎて、個人的にはイマイチ。
特に少年達の一人ジャムの母親ですよ。いくら何でも子供が無茶苦茶楽しみにしてるKISSのライブチケットを目の前で燃やしちゃう悪行は親だからって、やり過ぎでしょ感半端ないって言うか。
「こんな非道い親いるか?普通?キャラ盛り過ぎじゃね?」と観てて冷めちゃう部分もあるんです。
メタルバンド「KISS」のライブシーンが圧巻
「チケットを持ってライブに行く」と言う少年達のなんて事ない望みが、とんでもない試練として少年達に立ちはだかる様子は面白くて、何処かくだらなくて「お前ら、ライブ行くだけなのに悪戦苦闘し過ぎだよ」と若干ウンザリしてくる終盤。
でも、やっぱりズタボロになりながらもチケットを手に入れた少年達の姿を観るとガッツポーズしたくなります。
苦労した彼らがたどり着いたKISSのライブ、、、しっかりご本人登場のライブ映像で魅せてくれます。映画のタイトルにもなっております「デトロイトロックシティ」を圧巻のライブシーンで楽しめます。少年達が夢中になるのも頷ける格好良さですな、KISS。
製作秘話
- 製作当時はキッスが活動休止中だった事や劇中でキッスの曲を使う場合には莫大な使用料の支払いが発生する可能性があった為、映画化不可能と言われていた。
- アダム・リフキン監督はキッスの大ファン。監督曰く「本作の舞台となる1978年当時、監督は12歳位だった為、本作は自分の実体験を描いている訳ではない」との事。
- アダム監督曰く「ロックンロールハイスクール」や「アメリカングラフィティー」、「アニマルハウス」などの作品の要素を受け継ぐ映画にしたかったとの事。
- 劇中でフォークが車中でSEXに及ぶシーンで相手をする熟女な女優はキッスのメンバー、ジーン・シモンズの実際の恋人。監督曰くファンサービスの一環で起用したとの事。
- 主演の4人はティーンエイジャーだった為、撮影と学校との兼ね合いが上手くいかず、1テイクしか撮影出来なかったシーンが多数ある。
- ラストのキッスのライブ映像は監督と同じくキッスの大ファンである映像会社の友人が無料で作ってくれた映像を使用している。監督曰く「ライブ映像にかかった製作費は友人の交通費程度だった」との事。
総評
デトロイト・ロック・シティはKISSが大好きな少年達の冒険物語として楽しめました。ロックをBGMに駆け出す少年達の姿、、これぞ青春。元気出ますわ。ただ、大人のキャラ設定が誇張し過ぎだった所が不満ですかね。
それとKISSのパフォーマンス映像しっかり観るの今回が初めてだったんですけど意外とヴォーカルは伸びやかで綺麗な歌声してるんですね。
ビジュアルからしてもっと過激なデスボイスとか使うバンドだと思ってたので意外でした。「デトロイトロックシティ」の曲自体にはそんな思い入れもなく好きでもない感じ(すいません)
KISSに思い入れは特に無かったんですが1978年と言う時代の雰囲気を堪能出来たのも吉でした。
デトロイト・ロック・シティは面白いのか?オススメ度は?一言でいうと?
オススメ度 50点
個人的に超好き❗️
オススメ度とは?
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作