一気飲みルールがつまらない!映画コーヒーが冷めないうちにで有村架純がカフェ文化をぶち壊す?

こんにちは、ぽんぽです。「ビリギャル」観て以来、有村架純の顔面が大好きになり、彼女の出演作はドラマ中心にちょくちょく観ている感じです。何て言うかにわか有村架純オタ?ですかねw。ってな訳で有村架純の最新主演作となる本作も当然ながらチェック!ただ「4回泣ける」と言う感動を売りにした宣伝文句はあんまり好きじゃないんですけどね。そんなひねくれ者ですが早速、鑑賞してきました〜。では本作の製作秘話含めた感想(ネタバレ)、紹介していきたいと思います。

「コーヒーが冷めないうちに 50点(感想ネタバレ)」

予告編

作品情報

2018年劇場公開 日本
ジャンル:感動・ドラマ
監督 塚原あゆ子
原作 川口俊和
脚本 奥寺佐渡子
出演者 有村架純、伊藤健太郎、波瑠、薬師丸ひろ子、吉田羊、石田ゆり子、松重豊 他

あらすじ

時田数が働く喫茶店「フニクリフニクラ」には、ある席に座ると望み通りの時間に戻れるという不思議な噂があった。過去に戻るには面倒なルールがいくつもあったが、その全てを守った時、優しい奇跡が舞い降りるのだという。今日も店には、噂を聞きつけてやって来たキャリアウーマンの清川二美子や、訳あり常連客の高竹佳代と房木康徳、なぜか妹から逃げ回っている平井八絵子ら、それぞれ事情を抱える人々が訪れてくる。タイムスリップの引き金になるコーヒーを淹れることのできる数も、近所の美大生・新谷亮介に導かれるように、自分自身の秘められた過去に向き合っていく。(映画comより抜粋)

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一気飲みルールがつまらない!有村架純がカフェ文化をぶち壊す?

本作はまず喫茶店「フニクリフニクラ」の世界観の狭さが残念です。
店の内装は素晴らしいのですが、外装はほぼ映されず仕舞いで、この喫茶店が内装だけのセットなんだと丸分かりなんですよね。喫茶店と言えば、街中に佇む店の雰囲気が大切ですし、そもそも喫茶店って外から見て「なんか良い感じ」と思うと試しに入店したくなるものですよね。しかし喫茶店「フニクリフニクラ」はその外装の佇まいがない「内装セット」だけで喫茶店としての魅力が半減しております。
うーむ、恐らく制作費の低さゆえに、街の中に佇む喫茶店「フニクリフニクラ」の外装は制作出来なかったのでしょう(泣)。
結果、「街中に佇む喫茶店」という基本の世界観が狭くなってしまってます。

さて過去にタイムスリップ出来る不思議な喫茶店「フニクリフニクラ」の独自ルールがこれまた微妙かつ、つまらないルールなのです。
タイムスリップした際には「タイムリミットが来たら、コーヒーが冷めないうちに、全て飲み干さないといけない」独自ルールがイマイチなのです。まず、過去から現代に戻る際にコーヒーを全て飲み干さないといけないのですが「冷めないうちに」飲み干すには一気飲みしなければいけないのですww。
喫茶店からタイムスリップする設定はロマンチックなのに、この一気飲みルールにより、タイムスリップした人がまるで罰ゲームに参加してる雰囲気を感じるのです。
「冷めないうちにって事はまだ熱いコーヒーを一気飲みしないと現代に戻れず幽霊になってしまうよ」ルールは何ともロマンチックの欠片も無い罰ゲームっぽさがつまらないw。

喫茶店というか、カフェの良さって「ゆったり」感だと思うんですよね。だからこそ、過去と現代を行き来する時も、ゆったりとした演出や設定の方が喫茶店「フニクリフニクラ」の雰囲気には合ってる気がするのです。例えば、「コーヒーが冷めないうちに、ウトウトして眠って起きたらタイムスリップしてた」位で充分な気がするのです。そういう「ゆったり」設定の方が個人的には好みなんですよね(聞いてないw)。
それなのに、時間に迫られ、コーヒー一気飲みして過去から現代に戻ってくる喫茶店のお客らはバラエティ番組の罰ゲーム状態でつまらないです。

おまけにタイムスリップ案内人の時田数を演じる有村架純が穏やかな達観した表情で客の一気飲みを眺めてるのが神秘的かと思いきや、罰ゲームを眺めながら微笑むS女子に見えてしまう事態に(自分だけかもw)。

喫茶もしくはカフェ文化の魅力である「店の佇まい」が制作費の低さで再現出来ず、「ゆったり」する時間すら謎の一気飲みルールにより叶わず。
そんな喫茶・カフェ文化を微妙にぶち壊す本作のデリカシーに欠ける雰囲気の先には主演である有村架純の穏やかな笑顔があるっていう、困った事態が発生しておりますw。
コーヒー一気飲み(罰ゲーム)を眺め微笑む有村架純はS女子っぽいw

「4回泣ける!」宣伝文句ながら、それ程でもない感動エピソード!

本作は「4回泣ける!」宣伝文句ながら、それ程でもない感動エピソードのせいか4回も泣けない気がします。
4回泣けるって、劇中で喫茶店に纏わる感動エピソードが4つだから「4回泣ける」ってだけですし、そもそも人の感情の機微を回数で表現する宣伝文句が好きじゃないです(怒)。ケンカ別れした幼馴染の恋模様、死んだ妹に過去で再会するエピソードはタイムスリップ系では結構ありきたりに思えます。唯一、感動したのはアルツハイマーの妻を介護する夫のエピソードです。
夫を演じた松重豊の演技が良くて介護に追われる辛さを隠し笑顔で妻に接する姿はかなり胸にグッときます。そしてアルツハイマーで夫を徐々に忘れていく妻を演じた薬師丸ひろ子も流石の演技力で「あなたの前では患者ではなく、妻でいたい」のセリフが何とも泣けます。薬師丸ひろ子自身も年齢的にアルツハイマーにかかってもおかしくないからこその説得力です。
4回泣けるかは微妙ですが、松重豊と薬師丸ひろ子の演技は素晴らしくて、少なくとも確実に1回は泣けるかと思いますw。

だだし時田数と恋人の新谷亮介が中心となる肝心の感動エピソードが微妙につまらないのが致命的なのです。
例えば、有村架純演じる、時田数が妊娠を告げた時の亮介の顔の強張りが酷いの一言です。
20代男性が妊娠を告げられた時のリアリティある演技を表現したのでしょうが演じた伊藤健太郎の表情からは「うわ、ガキが出来たのかよ、、めんどくさいな、どうしよう」っぽさを強く感じてしまい、全然ハートフルでもほっこりもしないのです。
っていうか、女性目線だと彼が演じた亮介の強ばった表情を見るだけで幻滅するだろうし、ロマンチック気分も冷めかねないレベル。
そこは女性監督だからか、妊娠エピソードは亮介の表情含めて、描き方がちょいリアルでエグいですw。
感動ファンタジー謳うなら、素直に「子供が出来たぞ!やったー!」みたいなリアクションの亮介の方がしっくりくるのにと思ったり。
因みに亮介って、映画オリジナルキャラクターなのですが、作り手の演技やキャラ設定のアプローチがかなりズレてる様に感じてしまいます。

それとやっぱり有村架純演じる時田数の魅力がかなり男性目線よりのファンタジー設定なのも安直過ぎるかと思います。
優しげで物静かだけど芯は強い喫茶店の店員さん、、って正に「男の夢」とも言える女性像で男好きする女っぽさ全開なんですw。もちろん有村架純のビジュアルの美しさは大好きなのですが、女性目線だと、果たして時田数というヒロインに感情出来るかと言うと微妙です。
女性目線で語るなら「こんな女、いねぇよ」みたいなw。

妊娠エピソード時の亮介の表情がリアルでエグいのに、時田数の女性像はリアリティ無いファンタジー設定のチグハグさが気になり、過去へのタイムスリップ話や未来から来た娘の登場すら、イマイチ盛り上がれないのが残念でした。
妻の介護に追われる夫演じた松重豊の演技は素晴らしくて、少なくとも一回は確実に泣ける!

総評

過去から現代に戻る際、コーヒーの一気飲みルールがせわしなくて、カフェ文化の魅力である「ゆったり」感をぶち壊してる上に、喫茶店の外装がほぼ映らない低予算感が残念です。

おまけに宣伝文句の様な「4回泣ける」ことも無く、個人的に泣けたのは松重豊と薬師丸ひろ子の1エピソードのみでした。

凡作な「感動ファンタジー」は有村架純の顔面を楽しむだけのつまらない映画でしたね。
自分は有村架純が大好きなので許容範囲でしたが本作を観て「原作小説、読もうかな」とはなりませんな、こりゃw。

製作秘話

  • 本作の元となると原作小説「コーヒーが冷めないうちに」「この嘘がばれないうちに」はシリーズ累計100万部越えにベストセラー。
  • 伊藤健太郎演じる新谷亮介は原作には無い映画オリジナルキャラクター
  • アルツハイマーの妻を介護する夫を演じた松重豊の演技が余りにも素晴らしく、現場では有村架純含め共演者の多くが涙を抑えられず撮影に苦労したとの事。特に女優の吉田羊は涙が止まらな過ぎて、隣にいるマネージャーがドン引きしていたとの事。
  • 製作陣は主人公を数にした映画化が決定した時点で、既に有村架純に主演オファーをしていた。製作陣多くが映画「ビリギャル」で見せた有村架純の演技に成長とポテンシャルを感じていたからこその起用となった。
  • 原作では時田数がコーヒーを入れる場面を「バレエのよう」と表現している為、有村架純曰く「演技でこの表現をどうやればいいか」と苦労したとの事。
  • 原作者の川口俊和は元は舞台出身の演出・脚本家

コーヒーが冷めないうちにのオススメ度は?面白いのか?

オススメ度   50点

個人的に超好き❗️

↓U-NEXTで「コーヒーが冷めないうちに」視聴可能です

本ページの情報は2021年5月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

オススメ度とは?

0〜20点・・・サイテー激ヤバ作

30〜40点・・・何か個人的に嫌い

50〜60点・・・個人的に超好き

70〜80点・・・万人に勧める良作

90〜100点・・・最高な超傑作

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〜ヌルい映画レビューにお付き合い下さい〜

ハリウッド大作から劇場未公開なマイナー作品まで日々映画鑑賞。ちょっとした映画の感想、好きな俳優の事を気ままに記事にしてます。

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