15ミニッツ・ウォー 60点(感想ネタバレ)

こんにちは、ぽんぽです。アクション映画大好きな身として更にジャンルを細かくして好みを絞るなら狙撃モノ、大好きです、自分。スナイパーを主人公にしたアクション映画、堪らんです(笑)だって狙撃ってカッコいいじゃん的な(浅い奴ww)。ってな訳で観ました〜15ミニッツ・ウォー。うぉ〜観たぞ〜ww。ではでは本作の見所や製作秘話含め紹介していきたいと思います。

「15ミニッツ・ウォーは史実に基づきながらも大胆な脚色を施した上質な狙撃アクション映画」

予告編

作品情報

2019年製作 フランス・ベルギー合作
ジャンル: アクション
監督 フレッド・グリヴォア
出演者  オルガ・キュリレンコ、アルバン・ルノワール、ケヴィン・レインヴァンサン・べレール、ジョジアース・バラスコ

あらすじ

76年、フランス最後の植民地ジブチで、子どもたちを乗せたスクールバスが武装組織にジャックされる事件が発生。テロリストたちは同志である政治犯の解放と、フランスからの独立を要求する。仏政府は、事件解決のため極秘裏に編成した特殊制圧チームを派遣。指揮官のジェルヴァル大尉をはじめ、トップクラスのスナイパーで結成されたチームは、一斉射撃によるテロリストの同時排除という前代未聞の作戦を立案するが……。(映画comより抜粋)

史実に基づきつつも脚色が加えられた物語は緊迫感とエンターテイメント性抜群の面白さ

本作の物語は至ってシンプルです。

バスジャック事件発生→凄腕スナイパー達召集→狙撃作戦準備→狙撃作戦決行

うーむ、シンプル(笑)

事件発生〜狙撃作戦準備までの経緯を描くのに本編の8割位の尺を採っているので銃撃戦は基本、物語終盤まで無し。期待するドンパチ展開が終盤まで見られず退屈に感じるかというと、、イヤイヤ、全くそんな事はございませんです、ハイ。

事件発生〜狙撃作戦準備の経緯がテンポ良く展開するので、銃撃戦が無くとも退屈知らずの楽しさなんです。

外交問題に発展する事を恐れ、狙撃作戦を渋るフランス政府。片や人質を助ける為に速やかに狙撃作戦を決行したい現場のスナイパー達。この双方の緊迫したやり取り、引き込まれます。

うむ、この緊迫感、サスペンスフルで良い‼︎

更に狙撃作戦の為に召集されるスナイパー達、5人も魅力的に描かれていて好きです。

陽気な奴から寡黙な奴まで個性豊かなスナイパー達。彼らは映画用に脚色されたキャラ設定ではありますがエンタメ映画によくありがちな、ありえないキャラ設定とかでは無くて。あくまでも等身大の男達の地に足ついたキャラ設定。その点がリアリティある人物描写となっていて好印象。

こんな性格のスナイパー達、実際にいるだろうなって感じです。

本作の序盤〜中盤は史実に基づきつつテンポ良く事件の経緯を描き更に脚色を加えたスナイパー達の魅力でグイグイ物語を引っ張っていく構成が楽しいです。

史実とエンターテイメント性のバランスが上手く取れた構成、グッジョブです!

狙撃のチャンスを伺い耐えるシーンが多めですが緊迫感あるので退屈知らず!

終盤はテロリストとの苛烈な銃撃戦へ。スナイパー達の無双とも言える戦いっぷりに燃えよ

狙撃作戦を渋るフランス政府の対応を無視し狙撃を強行するスナイパー5人。

「凄腕スナイパー5人による同時一斉狙撃で敵を殲滅」作戦、炸裂!

バスジャック犯らの頭を狙撃で吹き飛ばして瞬殺する場面、気分爽快なグッジョブシーンです、ここ。フランス政府の煮え切らない対応には自分も観てて苛ただしく思ってましたので(笑)スカッとしましたわww

が、しかし!このままでは終わらず!

バスジャック犯はいわばテロリスト。テロリストには後ろ盾となる敵国が居る訳でして。報復措置として敵国の国境沿いから敵増援部隊がワンサカと襲来。

狙撃作戦成功と思いきや敵増援部隊との苛烈な銃撃戦がスナイパー5人を待ち受けてるっていう怒涛の展開が待っております。

敵増援部隊 VS スナイパー5人!何とも燃える展開!

ワンサカ来る敵増援部隊の頭を次々に撃ち抜いていくスナイパー5人の無双とも言える戦いっぷり。その頼もしさったら、もう最高です。

しかしながら多勢に無勢は否めず。バスに取り残された人質の子供達と女教師の所に敵増援部隊はガンガン迫って来る始末。

止むを得ずバスにいる人質を守る為に敵陣に特攻をかける羽目になるスナイパー5人。狙撃銃とピストルだけの頼りない軽装で敵陣に特攻かけるスナイパー達の勇姿、マジで胸アツです。

この狙撃による遠距離攻撃から、なし崩し的に敵との近接戦闘に巻き込まれていく展開の緊迫感、半端無いです。

「お前ら、頼むから死ぬんじゃないぞ!」

とスナイパー達に心からエールを贈りたくなる激ヤバな状況化、、、すいません、むっちゃ好きな展開です、これ(不謹慎ww)

こんな感じで本作終盤には、ガシガシに燃えてバシバシに楽しめる銃撃戦が待っておりますです、ハイ。

魅力的なスナイパー達には死んで欲しくないぞ!

総評

「実話を元にしたスナイパー主役のアクション映画」、、この言葉にピンときたアクション映画好きでしたら期待通り又は期待以上に楽しめる良作かと思います。

しかもフランス産ですから。フランス産アクション映画は良い出来なの多いってジンクス、、当てはまっております本作。序盤〜中盤はテンポの良いサスペンスとして楽しめ、終盤はアクション映画として楽しめます。

それと本作は実際にあった事件に脚色を加え映画化されてるので鑑賞しながら「ここは実話っぽいな、ここは脚色されてるだろうな」みたいな感じで、あれこれ自分なりに突っ込みを入れながら観るのも吉。

唯一の欠点はオルガ・キュリレンコ演じる女教師ジェーンですかね。この女教師、劇中でも人質になった子供達を献身的に支える素晴らしい人物なんです。ですが、この女教師、何と映画オリジナルの架空の人物でして。実際の事件では存在しない人なんです。監督のインタビューを拝見し、その事を知ってしまった自分、、ちょい冷めました。この女教師、、実話じゃ、いないんかい、、と。

まぁ、こんな感じでガッカリする位の素晴らしい人間性を映画の中で発揮してくれた女教師ジェーン。彼女の存在が若干マイナスでしたね、個人的には。

製作秘話

  • 監督フレッド曰く「僕はドキュメンタリー作家でもジャーナリストでもない。史実を伝えるより映画を作る事を選んだ」と語る通り、本作は史実に基づきつつも人物や脚本には大幅な脚色が施されている
  • 本作の史実の部分は事件当時の新聞や雑誌の記事を元に描かれている
  • 監督フレッドが本作を製作する上で参考にしたのは映画「荒野の7人」や「ハートロッカー」、1970〜80年代のフランス映画。
  • オルガ・キュリレンコ演じる女教師は映画独自の架空の人物。実際の事件でバス内にいたのは子供達と社会福祉士とバス運転手
  • 監督フレッド曰く「主役となる5人のスナイパーには無名の将来有望な若手俳優を起用した。」との事。又キャスティングする上では映画「荒野の7人」を参考にした。

15ミニッツ・ウォーは面白いのか?オススメ度は?

オススメ度   60点

個人的に超好き❗️

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本ページの情報は2021年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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↓DVDは廃盤。セル版はBlu-rayがオススメ

オススメ度とは?

0〜20点・・・サイテー激ヤバ作

30〜40点・・・何か個人的に嫌い

50〜60点・・・個人的に超好き

70〜80点・・・万人に勧める良作

90〜100点・・・最高な超傑作

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〜ヌルい映画レビューにお付き合い下さい〜

ハリウッド大作から劇場未公開なマイナー作品まで日々映画鑑賞。ちょっとした映画の感想、好きな俳優の事を気ままに記事にしてます。

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