こんにちは、ぽんぽです。最近では殺人ピエロを題材にした「IT イット それが見えたら、終わり」が大ヒットしましたね〜。そんな訳でホラー映画界にピエロブームが到来?しているらしく二番煎じ作品がチラホラと公開されていて、本作もその口かと。ただし、まぁ評判は聞かないマイナー作品な上に、「ギコギコしちゃうぞ」の宣伝文句が躍る映画ポスターも微妙に面白くなさそうでしてw。そんなに期待しないまま暇潰し目的で劇場へと向かう、暇人な映画オタクです、ハイw。では本作の感想(ネタバレ)、紹介していきたいと思います。
「テリファー 60点(感想ネタバレ)」
作品情報
2016年劇場公開 アメリカ ジャンル:ホラー 監督&脚本 ダミアン・レオーネ 出演者 ジェナ・カネル、デヴィッド・ハワード・ソーントン、キャサリン・コーコラン、マット・マカリスター
あらすじ
ハロウィン・パーティの帰り、タラとドーンはダイナーで酔い醒ましをすることにした。そこに入ってきたのは、ゴミ袋を担いだピエロメイクの男。どういうわけか彼はタラに熱視線を送り続け、その姿にタラは不気味がる。しかし、しばらくするとピエロメイクの男は、トイレでなにか問題をおこしたようで店を追い出されてしまった。
ほどなくしてタラとドーンも店を出るが、止めておいた車がパンクしている。タラは妹のヴィクトリアに電話して、迎えにきてもらうことにしたが、その裏でピエロメイクの男はダイナーの店員を殺害。
そこからタラは一晩中ピエロメイクの男に追われるはめに..(Amazonより抜粋)
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血飛沫ドパッと小気味良く!生首ランタン、真っ二つ死体に胸が躍る!
ハロウィンの夜にピエロに扮した不審者が手当たり次第に人を殺しまくる、超定番なスラッシャー映画な本作。 血飛沫ドパッと小気味良いスプラッター描写は期待を裏切らない出来です。 ナイフで指切断、滅多刺し、銃殺はきっかり!しっかり!と血飛沫が「ドパッとピューピュー」と拝めます。人体が損壊する時の切断面もバッチリで観ていて気持ち良いゾ(変態w) 特にハロウィン特有のカボチャランタンを真似た生首ランタンは胸が踊る楽しさです。 何だかハロウィンに引っ張られて、無理矢理過ぎる位にハロウィンらしい殺し方で爆笑出来ると言いますかw 「ハロウィンらしい殺し方って何だろう?そうだ生首ランタンだ!」 という製作陣の楽しい弾けっぷりをヒシヒシと感じてしまい、スプラッター好きとしては微笑ましいやら、嬉しいやらw。 極め付けはノコギリで股間から頭までを真っ二つにする殺し方には思わず「ハッピーハロウィン!」と歓声を上げたくなります。 おっぱい丸出しのパリピ女を逆さ吊りにして股間から頭までノコギリで「ギコギコ」しちゃって、まぁ酷い殺し方で最高です。臓物&血飛沫ドパッドパッ!の切断面と真っ二つ死体を余りにもガッツリ映してくれる為、若干「あっ、これ人形使ってんな」とバレてしまう位w。この大雑把さや大胆さはスプラッター好きとしては大好物ですので全く問題無し!ですけどねw。 それと地味に面白いのは殺される登場人物の人選に意外性がある所ですかね。 ホラー映画、スラッシャー映画を見慣れた人間にとっては「あっ、この人ヒロインっぽいな。生き残りそう」と思える登場人物っていますよね?その人物が中盤で殺人ピエロとの悪戦苦闘の末、ガッツリ殺される展開は「えっ、この人、死んじゃうの?」と予想を裏切られる楽しさがあったり。殺される人間の人選についても、ミスリードが効いてるのです。 殺人ピエロ相手に善戦するも、最後は抵抗虚しく殺される、、うーむ、スラッシャー映画ならではの「命の儚さ」を魅せてくれます(良い事言った風w)。 まぁ、頭にガシガシに銃弾撃ち込まれる酷い殺し方で儚さは欠片もございませんが、ねw
ラストでチート能力発動する殺人ピエロ「アート・ザ ・クラウン」!続編がもっと観たい!
殺戮の限りを尽くす殺人ピエロの姿はシンプルゆえの不気味さを放つビジュアルで好きです。 白塗り、黒い口周り、汚い歯のピエロはシンプルに不気味で怖いw。しかもピエロ衣装のヨレヨレな低予算っぷりが逆に「不審者が安いピエロの衣装を着て殺しまくってる」という、状況のヤバさを更に増幅するプラス効果に!返り血浴びたピエロがナイフで持ってウロウロしてる姿、、こ、怖い、マジで(汗)。 更には何故か途中で三輪車を漕いで遊び始めたり、女性の遺体から乳房を切り取り、自分にくっつけて女装を楽しんだりと異常性も抜群w。この異常性抜群な殺人ピエロを見てると 「あ〜もうコイツに命乞いしても助からないだろうな、、」 という絶望感がヒシヒシ。理由も意味も無くただひたすら道化師として殺人を楽しんでるピエロ、、うーむ、クレイジー!(褒め言葉w)。 正にピエロという、モチーフから感じる怪しさ、不気味さ、異常性をガッツリ王道に描いております。 しかも殺人ピエロにはとんでもないチート能力が備わっている事実がラストで判明する件は最高です。 ええ、はい、この殺人ピエロさん、何と不死身でございます。ラストで警官に撃ち殺された筈の殺人ピエロが蘇るというチート能力が発動し観ていて唖然、、勿論、良い意味でw。 まさかまさかの「殺人ピエロは人外の存在でした」オチが炸裂w。 に、人間じゃなかったのね、殺人ピエロさん(ビビりMAXw) この殺人鬼が蘇るという、ファンタジーなオチは「13日の金曜日」のジェイソンを彷彿とさせる展開で大好きです。殺人鬼ジェイソンの様に映画史に残る様なキャラクターではないですが、それでも充分、魅力的なんですよね、殺人ピエロさん。 それに不死身設定があるなら、いくらでも続編が作れそうじゃあ〜りませんか! あっ、因みにこの殺人ピエロは「アート・ザ ・クラウン」という、正式な名前があるのですが劇中では、ほぼ出てこないんですよね。 にしても名前、カッコいいじゃんw。
総評
ピエロの不気味さと異常性を「血飛沫ドパドパ」なスプラッター描写で小気味良く魅せてくれる良作です。生首ランタンなど、ハッピーハロウィンな殺し方には胸が躍りましたわ、うむ。 ピエロを題材にした二番煎じっぽい作品ですが、そこは面白けりゃOKですしw。 ラストではチート能力発動し復活を遂げる殺人ピエロ「アート・ザ ・クラウン」は続編が幾らでも作れそうで、これからが楽しみです。 って言うか、続編ありますよね?製作陣さん!お願いします、観たいっす、続編!(切実)
テリファーのオススメ度は?面白いのか?
オススメ度 60点
個人的に超好き❗️
オススメ度とは?
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作