こんにちは、ぽんぽです。ホラーが観たい気分です、マイナーな奴。でもハズレ引きたくないし、となると思いつくのがスパニッシュホラー。スパニッシュホラーってまぁまぁな凡作でもスプラッター描写は結構過激なんです。過激さは保障されてるゆえ、ハズレ引いた時も多少は満足出来るクオリティって算段を抱きつつ鑑賞へ。ではでは本作の見所や感想を紹介していきたいと思います。
「スウィート・ホームは暴力描写のスタイリッシュさが魅力。恋人サイモンの散々な顛末が何故か笑える?」
作品情報
2015年製作 スペイン・ポーランド合作
ジャンル: ホラー
監督 ラファ・マルティネス
製作 カルロス・フェルナンデス
出演者 イングリッド・ガルシア・ジョンソン、ブルーノ・セヴィラ、オリオル・タリーダ・ホメデス、エドゥアルド・ロヴェラス、ミゲル・アンヘル・アラルコン
あらすじ
不動産ブローカーの女性アリは恋人サイモンの誕生日を祝うため、彼を連れて自分が担当するアパートに忍び込む。そのアパートの住人たちは立ち退きを迫られ、現在はほとんどが空き部屋になっていた。アリとサイモンが2人きりで幸せな時間を過ごしていると、突如として電源が落ち真っ暗になってしまう。不安になったアリたちはアパートに残っていた唯一の住人である老人の元を訪ねるが、老人は殺害されていた。やがて、携帯電話の着信音でアリたちの存在に気づいた何者かが、階下から駆け上がってきて……。(映画comより抜粋)
殺し屋達の人数の少なさとガスマスク男のディテールの普通さが原因で緊迫感が足りない?
とあるアパートで不動産業者が雇った殺し屋達の犯行現場に鉢合わせてしまい、命を狙われるカップルって話なんですが、いかんせん緊迫感が少し足りないんです。一つは殺し屋達の人数の少なさ。序盤に鉢合わせしてしまう殺し屋達は3人なんですけど、その内の1人は早々と自滅してリタイヤ。2人目は揉み合いの末、何とか倒す事が出来て。残るは1人。
アリとサイモンvs殺し屋1人、、、これ、逃げなくても勝てるんじゃない?と思ってしまうんですよ。
特に2人目をバットで殴りペンで滅多刺しにして殺せたアリとサイモンなら倒せる、、って。まぁ、その後、不幸にも殺し屋達の増援として、デカイのが1人来るっちゃ来るんですが。
ただそのデカイのも「ガスマスクをしてるデカイ普通の人間」な感じがしちゃってて。
明らかにディテールが普通過ぎて怖くない。ガスマスクから覗ける目も案外理性的な目だったりして(笑)ヤバイ奴感と言いますか緊迫感が足りんのです。
暴力描写は少々過激かつスタイリッシュ
本作の暴力描写はスパニッシュホラーらしく少々過激です。生首が飛ぶのは序の口。相手を羽交い締めにして、腹にゆっくりとナイフを突き刺していく場面、持ってるペンで相手の首を滅多刺ししする場面など
「うーむ、これぞスパニッシュホラーじゃい」
と満足出来る暴力描写となっております。更に本作を特徴付けるのは暴力描写のスタイリッシュさ。殺し屋とカップルの攻防戦は逃げるし揉み合いの殴り合いにもなるし。その時に生じるアクションシーンがまぁスタイリッシュ。ちょっとスタイリッシュ過ぎて笑っちゃう位。
一瞬、映画「ボーンアイデンディティ」観てるんか?と思うレベルなんです(笑)
この製作陣ならアクション映画とかも面白い作品出来そう、何となく。
総評
アパートで繰り広げる殺し屋達vsカップルの攻防戦をスタイリッシュな暴力描写で見せてくれる、期待通りのスパニッシュホラーですな。本作で生じる暴力シーンの大多数を被る事になる恋人サイモンの散々な顛末は笑えるレベル。こんな良い奴が最後はこんな目に、、状態。楽しかった(酷い奴です、自分)
ただ、ガスマスク男含め殺し屋達の弱そうに見える所がチラホラあるの難点。やっぱホラー映画は
「暴力による圧倒的な支配感」
を観る側に与える位、悪役は厄介で強くないとダメです。その点がイマイチでしたな。
スウィート・ホームは面白いのか?オススメ度は?一言でいうと?
オススメ度 50点
個人的に超好き❗️
オススメ度とは?
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作