ビタースウィート 70点(感想ネタバレ)

こんにちは、ぽんぽです。基本、ハリウッド映画と日本映画が主な鑑賞対象の自分です。が。しかし、、たまにはハリウッド以外の国の映画を観て見識を広めてみようと思い今回はドイツ映画に手を出して見ました〜。ではでは見所、製作秘話含め紹介していきたいと思います。

「ビタースウィートはドイツ産ダウナー系青春映画の良作」

予告編です

作品情報

2002年製作 ドイツ
ジャンル: ドラマ
監督 マリア・フォン・へランド
出演者  アンナ・マリア・ミューエ、カロリーネ・ヘルフルト

あらすじ

17歳の女の子カティとステフィは幼なじみの大親友。しつけの厳しい家庭に育ったカティに対して、裕福な家庭のひとりっ子ステフィは明るく仲のよい両親のもとで自由奔放に育った。そんな2人の最大の関心といえば恋愛とsexのこと。ステフィは今の彼と付き合い始めて1年以上になるが、カティのほうはなかなか長続きしないのが悩みのタネ。ある夜、2人は行きつけの店で出会った男の子2人とおしゃれなクラブへと繰り出した。ところが、その店でステフィは父親と同僚の女性との浮気現場を目撃してしまう。大きなショックを受けたステフィは彼女への復讐を誓うが…。

ドイツっ娘の早熟な異性観に新鮮な驚き

中学生位の男子達がシャワーを浴びてる所を覗き見するティーンエイジャー女子にまず驚きます。しかも、その女子達は

「あの男の子のお尻がキュートだった」的な内容の会話を繰り広げるのです。その時点でちょっとしたカルチャーショック(笑)。

ドイツの女の子は気になる男子のシャワー室を覗くのか、、マジか、、何とも、まぁ早熟ですね、、、と(笑)。この新鮮な驚きを冒頭で感じられた時点で「あっこの映画、当たりかも」との予感が。

サスペンスフルな性描写

お年頃のティーンエイジャーを描く時に避けては通れないのが性描写(笑)

と、言うよりSEXシーンですね。

本作ではSEX描写を結構生々しく描いてます。興味本位と曖昧な倫理観で織りなすSEXシーンはティーン特有の危うさ抜群。しかもステフィとカティが本作で巻き込まれる事件も性犯罪の要素を含んでいます。それ故に危うさに一層拍車がかかる感じです。

思春期ならではの家族との不協和に共感

情緒不安定で心配性な親、再婚相手に浮気され離婚を決意する親など本作で描かれる家族はちょいシリアスです。そんな家族と生じる不協和音も思春期ならではですよね。家庭の問題と呼応するように荒んでいく少女達の心境がしっかり描かれています。それ故にいつの間にやら

ステフィとカティに共感し何処かしら同情しつつ行く末を見守る自分に気付くはず(笑)

総評

こんなに良いんだ、ドイツ映画、、、知らんかった、、と申し訳なくなるレベルです(笑)

それにしても欧州の青春映画は画面の暗さが目立ちますね。でも、そこが個人的に好きです。ザラついた暗い画面の映画見てると

「ああっ欧州っぽい映画観てるなぁ」って気持ちになれます、、、これって自分だけですかね(笑)

ちょいと暗いダウナー系青春映画が観たい方はぜひ。

制作秘話

  • 撮影に臨むにあたり監督は今時の若者のリアルな生活振りを描く為に大勢の若者に取材した。中には自分の事を4時間程話してくれる子もいたり、取材にはとても協力的だった。
  • 監督曰く、作品の中に「離婚」というテーマをどうしても入れたかった。その為に実際に家庭崩壊に悩む若者にも取材した。
  • アンナは当時、ベルリンのダイナーで友達と大騒ぎしていた所を見知らぬ女性からスカウトされ、カティ役のオファーを受ける。
  • アンナ曰くラブシーンを演じる事に関しては「何とも思わなかった」との事。又、ラブシーンは入念な打ち合わせをしたが本番では「全く思い通りに演じられなかった」との事。
  • ラブシーン撮影時はアンナ曰く「夜中の3時で寒いし虫はいるしで大変だった」との事。

ビタースウィートは面白いのか?オススメ度は?

オススメ度   70点

万人に勧める良作❗️

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オススメ度とは?

0〜20点・・・サイテー激ヤバ作

30〜40点・・・何か個人的に嫌い

50〜60点・・・個人的に超好き

70〜80点・・・万人に勧める良作

90〜100点・・・最高な超傑作

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〜ヌルい映画レビューにお付き合い下さい〜

ハリウッド大作から劇場未公開なマイナー作品まで日々映画鑑賞。ちょっとした映画の感想、好きな俳優の事を気ままに記事にしてます。

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