こんにちは、ぽんぽです。アクション好きな自分にとって更に大好物なジャンルがリベンジ物。復讐の銃弾をぶっ放すガンアクション大好き人間でございます。ラテンアメリカを舞台にした女性のリベンジ物、、おまけにパケ写も魅力的、、よし観よう、すぐ観ようwww。劇場未公開作なので若干、ハズレを覚悟の上での鑑賞となりました。ではでは本作の製作秘話含めた感想(ネタバレ)、紹介していきたいと思います。
「ミス・リベンジは肝心のジーナ・ロドリゲスのガンアクションが少な過ぎる残念さ」
作品情報
2019年製作 アメリカ(日本劇場未公開) ジャンル: アクション 監督 キャサリン・ハードウィック 出演者 ジーナ・ロドリゲス、イスマエル・クルス・コルドバ、アンソニー・マッキー
あらすじ
グロリアは親友のスズに会うためメキシコを訪れるが、クラブ襲撃事件に巻き込まれスズが行方不明になってしまう。自身も麻薬組織に拉致されたグロリアは、彼らの仕事を手伝わされることに。監視を振りきって何とか逃げ出すグロリアだったが、今度は麻薬取締局に利用され……。(映画comより抜粋)
グロリア&犯罪組織ボスのメロドラマ、物語の伏線回収が意外と丁寧!
爽快感あるガンアクションのみを期待し本作の鑑賞に至ったのですが意外な発見がありまして。
一つは登場人物の心理描写が意外と丁寧に描かれている所です。
特にグロリアと犯罪組織ボスのメロドラマの部分。冷酷な犯罪組織のボスに恐怖と疑心を抱きながらも、行動を共にする内に心惹かれていく様子、、そこの微妙な感情の変化がしっかり描かれていて引き込まれます。多分、監督を務めたキャサリン・ハードウィックは「トワイライト 初恋」の監督でもあるので男女の恋模様の描くのは元々、お手の物なのかもしれませんね。その上、主演ジーナ・ロドリゲスの演技も良くて。親友の行方を探すグロリアを焦燥感たっぷりに演じてくれてるので感情移入しまくりです。
二つ目は物語の伏線回収が意外と丁寧な所です。
特に物語中盤、グロリアが何故かミスコンに出場する羽目になる展開ですかね。
「いやいや、親友行方不明なのにミスコン出場してる場合じゃないでしょう、グロリア」と思わずツッコミww。
劇中の緊迫感に水を差す話の流れに最初ガッカリしていたんです。が、しかし何と、そのミスコン出場という謎の伏線が物語終盤で思わぬ形で回収されるんですよね。更に警察組織と犯罪組織の抗争が加わり、先の読めない展開へ。
親友を誘拐した黒幕は誰なのか、、グロリアの復讐の矛先は一体誰に向かうのか、、この部分のミスリードの仕方が、しっかりしてるんです。
この2つの意外な点が魅力となり結構、楽しんで観れます。
主演女優ジーナ・ロドリゲスのガンアクションが少な過ぎ!物足りない復讐のカタルシス!
鮮やかな赤いドレスに銃を持つジーナ・ロドリゲス。映画のタイトルは「ミス・リベンジ」。ラテン音楽をBGMに赤いドレスのジーナ・ロドリゲスが銃撃ちまくり敵皆殺しなガンアクションを期待させる、魅力的なパケ写に一目惚れwww。
←(パッケージ写真が魅力的)
結果、残念ながら期待ハズレな展開が待っとりました。
そもそも主人公グロリアは愛情深く物静か、戦闘訓練も受けてないザ・一般人の設定なんです。その為、劇中は基本怯え、迷いながら銃を構える姿が殆ど。そんな様子のまま、それがラストの黒幕との対決シーンまで続きます。
要するに、グロリア、あんまり銃撃ちませんww
観る前に期待していた赤いドレスで敵を皆殺しにする様なガンアクション、全く無し。最後まで逃げ惑い、怯える一般人なラテン女性グロリアに拍子抜け。やっとこさ黒幕相手に銃弾お見舞いするラストもアッサリし過ぎてて、復讐を果たすカタルシスに欠けるし。
何ちゅうか圧倒的に、、圧倒的に物足らんのですよ、ガンアクションが。少なっ。少ないよっ、ガンアクション!!
オイオイ、リベンジ謳ってるアクション映画で、その展開は無いだろう感MAX!!!
親友を誘拐した奴らに怒りMAX、覚醒し敵を皆殺しにするグロリア、、、こういう展開が観たいのにぃ〜。
気が付けば、「ラテン系女優ジーナ・ロドリゲスのガンアクション」という本当に観たい物が観られないモヤモヤ感で、のた打ち回る自分がいました(大袈裟ww)
ドラマ部分の出来の良さゆえ登場人物への感情移入も出来てたのに、肝心のガンアクション自体がイマイチ過ぎて全体的にもイマイチな印象になってしまいました。
ホント、大事でしょ、ガンアクション、、頼むよ、もう、キャサリン・ハードウィック監督さん、、
製作秘話
- ハードウィック監督は主演ジーナ・ロドリゲスの事を「タフで頭が良く、美人で職業意識が高い」と絶賛
- 主演ジーナ・ロドリゲスと犯罪組織のボス役イスマエル・クルス・ゴルドバは元々の知り合い同士。他作品のオーディション会場で偶然会い、ジーナがイスマエルへ、本作に一緒に出演しないかと誘い共演が実現した。
- ジーナはイスマエルの事を「友人であり兄弟の様な存在」と語っている。
- ジーナとイスマエルはプライベートで通うジムが一緒との事。
- 映画の企画段階ではロケ地をアルバカーキにするつもりだったがハードウィック監督が拒否。代わりに世界有数のロケ地として有名なメキシコのグアダルーペ・バレーが選ばれた。劇中、犯罪組織が拠点として使用する見晴らしの良い豪邸も、この場所で撮影された
- 主演ジーナ・ロドリゲス曰く「私の様な褐色のラテン系女優はハリウッドでも貰える役が少なくオーディションも競争が激しい。だからこそ負けたくない気持ちを持って今回の撮影に臨んだわ」と語っている
- ジーナ・ロドリゲスは自身が演じた役柄に対して「グロリアは若いのに静かで内気で賢いし集中力があるの。ラテン系の国の女性としては珍しい性格よ」と語っている。
総評
予想以上に男女のメロドラマの出来が良く、物語の伏線も効いています。おまけに主演ジーナ・ロドリゲスの演技も素晴らしいの一言。しかし、肝心なジーナ・ロドリゲスのガンアクションの少なさには拍子抜けです。本作はドラマ部分が意外と良くてアクション、少なめ。いや、この手のジャンルなら普通、逆でしょうww。
こちらとしてはドラマ部分イマイチでもアクションの多さを期待したい所でしたが、うーむ、残念ながら期待外れでした。自分の様にパケ写に惹かれ、爽快なガンアクションを望む方には物足りない作品かと思います。
日本未公開な本作、全米では興行収入初登場3位のスマッシュヒットを記録したらしいです。うむ、3位という微妙さに納得出来てしまう「一長一短」な作品でした。ガンアクションさえ良ければ、かなり出来の良いリベンジ物になったのになぁ。続編を匂わせる終わり方だったので、次はがっつり、ジーナ・ロドリゲスのガンアクションが観たいゾ〜。
因みに本作では「アヴェンジャーズ」ファルコン役で馴染みのアンソニー・マッキーがチョイ役で出演。明らかに主演含めた全キャスト陣の中でも、この人が1番ギャラ高そうww
ミス・リベンジは面白いのか?オススメ度は?
オススメ度 40点
何か個人的に嫌い❗️
オススメ度とは?
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作