こんにちは、ぽんぽです。Sixtones松村北斗くんの初主演映画が公開されました〜。お恥ずかしながらワタクシ、北斗くんの演技をちゃんと観るのは映画「少年たち」以来ですかね。主演って事は彼の顔と声をたっぷり楽しめるじゃん!とウキウキw。ついでに森七菜とやらの演技も拝んでやるわい(失礼w)。では本作の感想(ネタバレ)、紹介していきたいと思います。
目次
「ライアー×ライアー 40点(感想ネタバレ)」
作品情報
2021年劇場公開 日本 ジャンル:ラブコメディー 監督 耶雲哉治 脚本 徳永友一 原作 金田一蓮十郎 出演者 松村北斗、森七菜、小関裕太、増田真由、竹井亮介、板橋駿谷、相田翔子
あらすじ
地味で恋愛経験もない女子大生の湊は、両親の再婚で義理の弟になった同い年の透と同居しているが、無愛想でイケメンで女癖の悪い透のせいで2人の仲はギキシャクし、お互いに冷たい態度を取り合っている。そんなある日、親友の真樹の頼みで高校の制服にギャルメイクで街に出た湊は、街中で透に遭遇してしまう。とっさに女子高生の「みな」だとウソをついた湊だったが、(映画comより抜粋)
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「透」演じる松村北斗は原作越えのビジュアル!
原作は190万部突破の人気漫画「ライアー×ライアー」ですが、実はワタクシ、原作漫画の透が嫌いなんです。無愛想でイケメンで女癖の悪いけど好きになった女子にだけは優しいって、余りにも少女漫画的で記号的なキャラじゃないですか。「透よ!お前みたいなキャラは他作品でも腐る程いるぞ!」と説教してしまう位にオリジナリティが無いっていうか。更に原作者である金田一蓮十郎が描くキャラクターなので「のぼー」として「スラー」とした草食系イケメンな風貌は特徴も無いし人間味も無い。 しかし、実写化と聞き素直に嬉しいなと思ったのは記号的で人間味の無い「透」も敢えて生身のイケメンが演じるなら中々に人間味ある魅力的なキャラになるかもと期待があったから。 結果、本作で透を演じる事になったのはSixTONES(ストーンズ)の松村北斗くんに! クールかつ人間味もあるジャニーズアイドルと言えば松村北斗くん(言い過ぎ)。 何が凄いって、透を演じるのが松村北斗くんと決定した瞬間、既に「原作越えじゃん!」と言いたくなる位に透っぽいビジュアルですからw。って言うか原作者である金田一蓮十郎が描く「透」より松村北斗くん本人の方が格好良いと思うのですが、どうでしょうか?w。 普通にビジュアル面で漫画のキャラ「透」を超えてしまうのが、ジャニーズアイドル松村北斗の凄さ!ですね。 そんな松村北斗くんの演技は、と言いますと少しぎこちないかもw。 ジャニーズアイドル映画の側面も持つ本作ではスローモーション、笑顔のドアップなどクドい演出が満載w。そのグドい演出の中で見せる北斗くんの笑顔やセリフの言い回しは若干ぎこちなさを感じます。ただねぇ、そのぎこちなさは寧ろファンとしては大好物にもなるっていう、ね。「大好き」「嬉しい」「別れたくない」と言った湊へのストレートな好意の言葉をクールな北斗くんが透としてぎこちなく「言わされてる」のは逆に萌えますね(変態w) それと意外とコメディ部分で松村北斗くんの魅力が炸裂してるんですよね。 キスを迫るも湊から「人前じゃ嫌」と拒まれると「じ、じゃあ、部屋の中で」と何がなんでもキスしたい透のグイグイ感とかめっちゃ笑えるんですよね。義理の姉とは知らずに湊に迫るも透の間抜けな可笑しさを松村北斗くんはしっかり体現していて、可愛いし面白いんです。
森七菜は原作越え!ならず、心の声ナレーションがウザい!
顔の角度によっては鼻が大きく膨らんでいて「ムフ〜」と鼻息が聞こえそうな表情は可愛いだろうか? 何とも失礼極まりない疑問がよぎる森七菜ちゃんは只今、映画にドラマに引っ張りだこですね。芸能事務所が新たな稼ぎ頭となる女優を生み出そうと必死で猛プッシュしてる所が多少、鼻に付く女優ですな(嫌な奴w)。何て言うかジャニーズアイドルの相手役ヒロインとして横にいても炎上しないって意味では橋本環奈っぽい立ち位置w。 さて本作では森七菜の心の声ナレーションがウザい問題が勃発しております。 ストレートに好意を寄せてくる透に満更でもなく胸がキュンとしてしまうミナ(湊)の場面で「あれ、胸がキュンとする」とミナ(湊)の心の声を分かりやすく説明するナレーションが入ってくるのがウザい。 特に酷いのはミナ(湊)が透に別れを告げる場面です。 透は「別れたくない」と涙ながらにミナ(湊)を抱きしめるシーンではミナ(湊)は義理の弟を騙している罪悪感から申し訳なさそうにしながら黙って抱きしめられるのですが、そこで心の声ナレーションが入ってくる最悪さ。「ごめんね、透〜申し訳ない気持ちだよ〜」と森七菜による心の声の説明ナレーションで、本作屈指の胸キュンシーンがぶち壊しですよ(怒)。 そこは心の声ナレーション入れず、ミナ(湊)役の森七菜の表情による演技だけで申し訳無さを表現せんかい!と。抱きしめ合う男女の心情をナレーションで説明する、何ともデリカシーの無いクソ演出にゲンナリです。 しかも、これねぇ、実は原作通りなんですよね。 原作の漫画でもミナ(湊)の心の声ナレーションはコメディ要素として頻繁に描かれてるんです。だから、これらはある意味原作通りにやってる状態(ヤバいでしょ)、、。 更にこの心の声ナレーションは劇中のコメディー部分でもクソ演出と化してるのも問題でして。 原作では義理の弟である透からグイグイ積極的に迫られる姉の設定がコメディーとしても描かれているのです。「ヤベェ、どうしよう」と青ざめながら弟との関係性に自身がドツボにハマっていくミナ(湊)の気持ちを心の声ナレーションで描いていて笑えるんですよね。要するに漫画では心の声はツッコミでありオチとして機能してるんです。 ですが実写となる本作ではミナ(湊)演じる森七菜が「どうしよう〜」と可愛く葛藤するだけで、別に笑えない。オチでもツッコミでもない唯の心の声ナレーションに合わせて森七菜が七転八倒する姿は可愛いけど、笑えないのです。ミナ(湊)ってキャラはコメディーヒロインの筈なのに肝心の森七菜が可愛いだけで、笑えないって問題ですよね。 思えば漫画「ライアー×ライアー」を実写化で一番危惧していたのが、この心の声ナレーションでしたね。 漫画では笑える上に違和感も無かった「心の声ナレーション」をそのまま実写でもやってしまったクソ演出のせいで、ミナ(湊)演ずる森七菜はラブコメ映画のヒロインなのに「ラブ」要素も無ければ、「コメディー」要素も無いキャラクターと化してしまう悲劇に。森七菜が悪いのでは無いのです、心の声ナレーションが悪いのです。 ファンが望む原作通りって原作の表現をそのまま実写でもやれって意味じゃないわい!原作の魅力を上手く活かし、あくまで実写に合う形で表現しろって意味じゃい! と気付いたら、森七菜の為に製作陣に説教したくなりますわい(誰目線w) あ、それでも森七菜のビジュアルはミナ(湊)に最高にどハマりしてます。 義理の姉である湊の姿をしてる森七菜は本当にキャラそのもの。更に唸るのは変装したギャルJKミナの出来の良さです。 森七菜はギャルになっても可愛いのですが、顔の角度や髪の巻き具合を変えるだけで、非常に印象が変わるのです。森七菜が演じてる筈なのに、ふとした瞬間にミナと湊がそっくりなだけの別人に見え、透が騙されるのも無理ないなと思える位の説得力ある変装ぶりなんですよね。 森七菜はクソ演出のせいでミナ(湊)を体現出来ていないのは確かですが、ビジュアルに関しては文句無しにミナ(湊)との相性は抜群! 寧ろ、漫画版ミナ(湊)より実写の方が可愛いかもしれないって意味では原作越え?かもしれません。
恋敵の烏丸を演じた小関裕太の演技による功績!
松村北斗くんは演技にぎこちなさがあり、森七菜は心の声ナレーションがウザい。それ故に恋愛ストーリー的な魅力に暗雲が立ち込める中、孤軍奮闘の高い演技力を見せるのが透の恋敵である烏丸演じる小関裕太です。穏やかで落ち着いて口調、ビジュアル全てが烏丸としか思えない程のハマりようです。良い友達でいようとするも湊に惹かれるサークル先輩って役柄の烏丸を違和感無く、リアリティすら感じる勢いで演じています。正直、原作漫画の方の烏丸より小関裕太園演じる実写版の方が素敵w。心の声ナレーションなるクソ演出により弱まってしまった恋愛ストーリー要素の大部分を補う、キュンキュン演技を披露しております。ラブコメ映画としてガタガタ寸前だった本作を何とか普通のラブコメ映画くらいに持ち直せたのは烏丸を演じた小関裕太の演技による功績が大きいかと思います。間違い無く、本作のキャスト陣の中では最優秀演技賞レベルかと。 それと本作はあくまでも透、湊、烏丸の3人を中心にストーリーが進んでいく所はシンプルで好きですw 大学サークルの仲間達は今回に限ってはモブであり完全な脇役に徹してるのもスッキリして良い感じです。あ、宝塚キャラの周先輩がほぼ出てきませんでしたね、ちょい残念w。 あと、ちょい役ながら透の親友である桂を演じたジャニーズグループ「Travis Japan」メンバー七五三掛龍也は割と登場するのですが、少し不自然で笑っちゃいましたw。謎においしい場面で出てくるな、みたいなw。主演を務める松村北斗くんと絡む役に同じ事務所の後輩をぶち込んでくるジャニーズ事務所、、賛否両論なりw。
キスシーン1回だけ!松村北斗と森七菜のイチャラブシーン少なめ!
感情をイチイチ説明する心の声ナレーションがウザい前半でしたが、後半でミナの正体がバレ始める所からは変装シーンが無くなり湊のみ演じる森七菜の状態になってからはウザい心の声ナレーションも少なくなりホッとします。心の声ナレーションが無くなり森七菜の自然な可愛らしい演技が目立つ様になり「最初から、これくらいでやってくれよ」と切に思ったりw。 特に正体を明かし湊として透の告白を受け入れる告白シーンは大好きです。 だってウザい心の声ナレーションが無いからw。表情のみで喜びを伝え、小動物っぽい可愛さで透役の松村北斗くんを見つめる森七菜は激カワですな。対する透役の北斗くんも笑顔で森七菜の頭を撫でる所はキュン死ですわ。これ、これ、これですよ!心の声ナレーションなんか入れず、2人の素直な表情による演技だけで十分なんですよ(力説)。この一番観たいと思っていた松村北斗くんと森七菜のイチャラブシーンがやっと観れた喜び、格別なりw。そして最後はキスシーンとなり、終わる展開へ。エンドロールでは光の速さで2人のハッピーエンド振りを描いてますが、綺麗にあっさり終わり過ぎていて、続編は作られなさそうですね、こりゃ、、(泣)。 それにしてもキスシーンがラストに1回だけなの不満なんですよね。 何故かと言うと原作漫画「ライアー×ライアー」では正体がバレる前から既にキス以上SEX未満くらいのラブシーンがあるんです。義理の弟に押し切られる形でキスやそれ以上の事を許してしまうミナ(湊)の姿は兄妹で愛し合う背徳感もあって好きだったんですが、実写だとほぼ無かったですね。 そりゃそうか、松村北斗くんと森七菜がベロチューして、ほっぺや首筋にペッティングし合うシーンは流石に無いですよね。2人は現役ジャニーズアイドルと人気アイドル女優ですからねw。とは言え、2人のイチャラブシーンがデートしたり一緒に料理するヌルいシーンばかりで兄妹で一線を超えて引き返せなくなる禁断っぽさは総じて薄めでちょい残念なんですよね。
SixTONES(ストーンズ)が歌う「僕が僕じゃないみたいだ」の歌詞にキュン死!
「JAPONICA STYLE」「Telephone」「BE CRAZY」「RAM-PAM-PAM」とデビュー前からJr.屈指のキラーチューンを多く与えられていたSixTONES(ストーンズ)。少なくともこの4曲を聞いたら最後、ストーンズ沼へ真っしぐら確実かとw。 しかし、実はデビュー以降のシングル曲は余り好きじゃなかったんです。デビュー曲「Imitation Rain」はまさかのミディアムバラードだったし、「NAVIGATOR」は曲調攻め過ぎw。唯一「NEW ERA」は結構好きだけど、、な感じ。 そこに遂に来ましたよ! 最新シングルかつ本作の主題歌「僕が僕じゃないみたいだ」が! これが、まぁジャニーズらしさ満載のキュン死ソングでして(死語)。 松村北斗くんが主演やるって事は当然ながら映画「ライアー×ライアー」主題歌を担当するのは彼が在籍するジャーズアイドルグループSixTONES(ストーンズ)。うむ、流石はジャニーズw。自分の所のタレントが主演やる時はタイアップ曲もぶち込んで来る抜け目無さw。 そしてシングル発売に先駆け、YouTubeでMVも公開されましたね。 主演として透を演じた松村北斗くんによる歌い出し「愛に咲いた花の名前はライアー、、」で、もうノックアウト(早いw)。北斗くん本人、いや、透っぽさも入ってる?表情がまぁカッコいいw。特に北斗くんの声が大好きなんですよね。あの落ち着きあるクールなハイトーンボイスの中にある穏やかさが堪らんのですw。SixTONES(ストーンズ)メンバー内では京本大我くんと並ぶ美声の持ち主ですし、声優アーティスト蒼井翔太の声質にも似てる気がするんですけど、どうですかね?(怒られそうw)。 北斗くんにはアイマスSideMやヒプマイみたいな声の仕事もっと、やって欲しいと勝手に思ってたり。アニメ声優業界に殴り込みかけたら、スンゴイ人気になれそうな気がするんですけども(超ひいき目w)。 さて話が逸れましたが、今回はサビも歌詞もゴリゴリに好みでまたノックアウト(2回目w) 「僕が僕じゃないみたいだ。笑えるな。君のせいだ。どうしてくれんだ。どうかしてんだ。君以外はもう見えない」 愛する女性への熱い衝動と葛藤を表現した男らしいサビ歌詞! アイドルらしさと逞しさが混合する最強のジャニーズラブソングではあ〜りませんか! このサビ歌詞を歌う松村北斗くんは何処か切なく苦しげなのが胸にキますね。 まぁそりゃそうですよね、北斗くん演じる透の好きな相手は、自分を好きになってくれない釣れない女子高生で本当の正体は義理の姉ですから、、。クールな筈の男の中に芽生えた恋愛感情を歌った疾走感あるラブソング「僕が僕じゃないみたいだ」の歌詞が松村北斗自身と彼が演じた透にリンクする瞬間の彼のビジュアルが、もう神がかり的に格好良い!(落ち着け) 実は自分、ジャニーズタレントの主演ドラマや映画、もしくは全く関係無いアニメにまでタイアップ曲をぶち込んで来る、大手芸能事務所らしい力技ってあんまり好きじゃない方なんですが、今回に関しては全く文句無しです。 義理の姉「湊」に対する透の思いを表現した主題歌「僕が僕じゃないみたいだ」の歌詞は松村北斗くん以外は体現不可能でしょうし、ラブソングながらも「熱いオラオラ感」溢れる男らしい衝動と葛藤を表現する歌詞はSixTONES(ストーンズ)じゃなきゃ絶対あかんレベル(言いきっちゃう奴w) 正にグゥの音も出ない程に魅力的な映画タイアップ曲が誕生しております。マジで大好き! そんな訳でキュン死レベルの王道ジャニーズラブソングを歌うSixTONES(ストーンズ)にクラクラしちゃいましょうw。
総評
松村北斗くん、森七菜、小関裕太らメインキャスト3人はビジュアル面では原作通りもしくは原作を超えるハマりっぷりを見せております。特に透と烏丸は実写の方が好きなくらいです。 ただし、気持ちを何でもかんでも分かりやすく説明しちゃう森七菜による心の声ナレーションは最悪一歩手前です。そりゃ原作通りに演出したんだろうけど、それにしても心の声ナレーションが多過ぎて、ラブコメ映画の恋愛要素をぶち壊す稚拙さが嫌いですわ、もう(泣)。 前半は心の声ナレーションにゲンナリし、後半は何とか持ち直すもラブコメ映画としてはガタガタ寸前でしたね。ラストで流れる主題歌「僕が僕じゃないみたいだ」の盛り上げが無かったら、凡作、、駄作一歩手前でしたよ、マジで。 松村北斗くん映画としてはギリ及第点、森七菜ちゃん映画としてはイマイチですかね。
ライアー×ライアーのオススメ度は?面白いのか?
オススメ度 40点
何か個人的に嫌い❗️
オススメ度とは?
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作