こんにちは、ぽんぽです。時々、もう、、ホント時々なんですけど西部劇観たくなる時があるんです。まぁ風邪みたいなもんですかね(笑)。そもそも西部劇って言うジャンル自体に興味が余り無いのです(笑)そんな中、ボケッと何となく映画漁りをしていたら本作に遭遇です。ヘぇ〜ブルース・ウィリス主演の西部劇か、、うむ、興味あるし観てみるかな。という訳で鑑賞へ。では本作の感想(ネタバレ)、紹介していきたいと思います。
目次
「ラストマン・スタンディング 40点(感想ネタバレ)」
作品情報
1997年劇場公開 アメリカ ジャンル: 西部劇アクション 監督 ウォルター・ヒル 出演者 ブルース・ウィリス、クリストファー・ウォーケン、ブルース・ダーン
あらすじ
荒野の町ジェリコ。ドイル一味とストロッジ一味の2大ギャングが激しい抗争を繰り広げていた。そんな町に流れ着いた謎の男ジョンはストロッジによって用心棒として雇われることに。ストロッジの情婦から町の事情を探ったのち、ドイルの側に寝返るジョン。彼は2組の組織を激突させ、いずれも殲滅させようとするが、、。(映画comより抜粋)
用心棒ジョン・スミスに魅力が無さ過ぎる!西部劇というジャンルの廃れ具合を如実に感じる作品?
【用心棒ジョンがただの性格悪い奴!ナレーションもダサい!】 凄腕ガンマンのジョン・スミスは用心棒として抗争中の二大ギャングの間を行ったり来たり。その生き様がイマイチです。ギャング達を欺き、上手い具合に立ち回るジョンの狡猾さを描写する場面が多々あるんですが、単に嘘つきの嫌な奴って感じなんですよね。町の二大ギャングの間を渡り歩く小悪党状態のカッコ悪さ。そんなカッコ悪い用心棒をブルース・ウィリスが渋くてカッコいい表情のまま演じるから、まぁダサいのです。更に、そこにナレーションが駄目押しします。キザな台詞で用心棒ジョンの心境を語るナレーション、、そもそもジョンの生き様がカッコよく無いので全然魅力無しなんですよね。生き様がダサく見えるとナレーションすらダサく聴こえるっていう残念な用心棒ジョン・スミスです。
【良心が芽生え正義の戦い?バカスカ撃つ銃撃戦の空虚さ!】
最初は金儲け目当ての用心棒ジョンにも次第に良心が芽生え、ギャングに囚われた娼婦や酒場のジョーを救うべく正義の戦いを行う様になる流れ、、、って事はギャングとも折り合いがつかなくなってくる訳でして。用心棒ジョンの二丁拳銃が遂に火を拭く展開へ。
因みに銃撃戦はガンガンに連射しながら銃弾を敵に撃ち込む「ザ・西部劇スタイル」となっております。
いや、もう、敵死んでるでしょ、と言いたくなる位、ギャング共に銃弾をお見舞いする用心棒ジョン、、やり過ぎです(笑)
二丁拳銃アクションを披露するジョン役のブルース・ウィリスは確かにまぁカッコイイです。でもなぁ、序盤から嘘つきの嫌な奴っぷりが印象的過ぎて今更、カッコよく正義の味方ヅラされても、しっくりこないんですよね。用心棒ジョンっていう魅力の無い奴の正義の戦いに興味が持てない状態。結果、バカスカ撃つ銃撃戦に空虚さを感じてしまう、自分がいました。
【西部劇的な作法の芋臭さ!時代劇と共に廃れゆく文化か?】 本作は出来の悪い西部劇スタイルが非常に目に付く作品となっております。例えば、敵にわざわざ背を向けて油断させた後、振り向きざまに銃を撃つ所や敵に指定された場所へ来る様に呼び出された時とか。何の対抗策も無いままノコノコと言ってしまう所とか。ラストもギャング側にヒッキーと言う凄腕ガンマンがいるんですが、そいつと用心棒ジョンの対決は非常に物足りない出来なんです。銃撃戦がある訳でも無し。ヒッキーの振り向きざまの「騙し討ち奇襲」に一切動じず用心棒ジョンがあっさりと銃弾をお見舞いして終わり。 「果たしてカッコいいのだろうか、この終わり方は?」と悩む決着です、これ。 これらの古臭さと言いますか芋臭さ?とも言える「お約束」な作法は西部劇にも存在しますし、日本の時代劇にも存在するんですよね。そして、その芋臭い作法が古臭さとなり、ジャンル自体が廃れていくのはハリウッド映画界も日本映画界も同じだなぁと思う次第です。日本映画「用心棒」を西部劇でリメイクしたとしても、やっぱり現代に於いて西部劇をやるなら今風にアレンジしなければいけない所。そこを何故か、そのまんま昔の西部劇をやってしまった感じ。 西部劇としてもイマイチですし「用心棒」のリメイク作品としてもイマイチ。そしてブルース・ウィリス作品としてもイマイチという残念な出来となってます。
ラストマンスタンディング のオススメ度は?面白いのか?
オススメ度 40点
何か個人的に嫌い❗️
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オススメ度とは?
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作