こんにちは、ぽんぽです。NGT48っていう推しアイドルグループがドラマの主演を務めるとの朗報が!しかもひぐらし!2007年の「ひぐらしのなく頃に劇場版」以来の実写化ですね。しかもドラマとは!大好き人間な自分にとっては嬉しさと不安さが混ざった複雑な実写ドラマ化ですが、なんだかんだで超楽しみなんです。という訳で久々にドラマ感想載せていきます〜。今回は鬼隠し編の感想(ネタバレ)、紹介していきたいと思います。
「実写ドラマ版ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編 30点(感想ネタバレ)」
作品情報
2019年劇場公開 日本 ジャンル:サスペンスドラマ 監督 大塚徹 脚本 宮岡太郎 出演者 加藤美南、中井りか、本間日陽、清司麗奈、北原里英、高倉萌香、稲葉友、鶴田忍、石垣佑磨、郭智博、脇知弘、瀬戸利樹
あらすじ
昭和58年夏。前原圭一は都会から離れた寒村、雛見沢へ引っ越してきた。
仲間にも恵まれ、楽しい日常を過ごしていた。しかし、綿流しのお祭りの夜・・・、
凄惨な事件が起こり、
(BSスカパー公式サイトより抜粋)
目次
・NGT48メンバー中心のキャスト陣は炎上確実!
・前原圭一が高校生に見えない!ジュノンボーイ俳優の稲葉友は役柄にミスマッチ!
・NGT48センターかとみなのカツラと演技がヤバイ!ほぼコスプレ系AV状態!
・鶴田忍の演技力で実現した超絶クオリティの大石蔵人に爆笑!
・ドラマ版ひぐらしはロケ地と残酷描写で意外な健闘ぶり!ゴミ置き場と金属バット殴りは良い出来!
・前後編合わせて約100分のタップリ尺で描かれる鬼隠し編!
・総評
・製作秘話
・ドラマ版ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編のオススメ度は?面白いのか?
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NGT48メンバー中心のキャスト陣は炎上確実!
メディアミックス作品「ひぐらしのなく頃に」の実写化プロジェクトって以前からありましたよね。2007年に劇場公開された「ひぐらしのなく頃に劇場版」と続編となる2008年の「ひぐらしのなく頃に誓 劇場版」の二部作のヤツです。その微妙な出来に落ち込んだ、懐かしい思い出があります(笑)。 そして今回は新潟を拠点に活動するアイドルグループNGT48を主演に迎え実写ドラマ化したのが本作。NGT48も好きだし「ひぐらしのなく頃に」も好きな自分にとっては正に好きのダブルパンチ!楽しむ気満々ではあるのですが冷静に考えると、「このコラボレーション、ヤバくね?」と思いまして。 何故かと言うと実写化に対し、ひぐらしファンが1番気にするのって、原作やアニメへのリスペクト度なんですよね。リスペクト度って言うのは本気度みたいなモノで、ファンにとっては大好きな作品である「ひぐらしのなく頃に」を生半可な気持ちで製作陣に実写化なんかされたくないんですよね。では本作にリスペクト度や本気度を感じるかと言うと微妙です。 既にキャスティングの段階でNGT48って言うアイドルグループのメンバー内だけで配役を決めてる時点でアウトな気がします。要するに「ひぐらしのなく頃に」って言う超人気作品にあやかり、NGT48を売り込もうとする芸能界の意図そのものに萎えるんですよね。アイドルグループNGT48のプロモーションの為だけに実写化された印象の、このプロジェクトにはリスペクト度や本気度は余り感じない訳で、原作ゲームやアニメが好きなひぐらしファンはムカつくだろうなと。 自分もNGT48ファンではありますが流石に、このキャスティングに関しては「実写化で1番やっちゃいけない事をやってるな」とドン引きしましたしw。 本作のNGT48メンバー中心のキャスト陣はひぐらしファンの反感を買い炎上確実だろうなと想像しつつも、NGT48ファンである自分にとってはデビューしたばかりのNGT48メンバーの初々しい演技が観られるのは素直に嬉しいので全然OKですけどね(笑)。
前原圭一が高校生に見えない!ジュノンボーイ俳優の稲葉友は役柄にミスマッチ!
今回の実写ドラマ「ひぐらしのなく頃に」で主人公の前原圭一を演じるのは仮面ライダーシリーズへの出演経験もある俳優の稲葉友くん。イケメン男子の登竜門として名高いジュノンボーイ出身の俳優さんらしく、顔が可愛いし整ってるし、華もありますな、うむ。ただねぇ、稲葉友くんの欠点としては前原圭一って言う高校生役を演じるには少し年上過ぎる気がするんです。まずは肩幅が広くて、明らかに成人男性だろうと言う逞しい身体な上に声が低くて男っぽいので総じて10代の高校生に見えないんです。 特に稲葉友さんの声は特徴的で低いのによく通るんです。これって舞台やドラマで活躍する俳優さんならではのスキルで、彼の雰囲気も含め明らかに場数を踏んできた大人の俳優って印象が強いんです。その印象ゆえに前原圭一ってキャラの持つ少年らしい頼りなさやお馬鹿な感じが表現出来て無くてミスマッチな感じがするんですよね。
NGT48センターかとみなのカツラと演技がひどい!ほぼコスプレ系AV並!
さて「ひぐらしのなく頃に」の代表的なヒロインと言えば竜宮レナです。主人公である前原圭一と並ぶメインキャラである竜宮レナを演じるのがNGT48メンバーの加藤美南ちゃん。通称かとみなと呼ばれる彼女はグループ結成初期にセンターを担当する程の注目メンバーなんです。そんな彼女が演技初挑戦で臨む役柄が竜宮レナとは、、何だか心配だゾw。 そして案の定、中々のひどい大根演技っぷりを披露してくれます、かとみなちゃん。竜宮レナらしい照れる表情や天真爛漫な身振り手振り動きが加藤美南の演技を通して見ると、まぁ不自然さが凄いんです。 竜宮レナの名セリフ「嘘だっ!」も過度な映像演出を付け加え加藤美南の大根演技を何とか補おうとする始末なんです。おまけに加藤美南ちゃんがレナを演じる上で付けてるカツラが、明らかにカツラなのが見え見え(笑)。これ監督やスタッフは撮影中、気付かなかったのかな?と製作陣の正気を疑うレベルのひどさで、このカツラの出来が酷過ぎて思わず2度見しちゃう位w。 更に衣装もアニメの衣装そっくりに再現されているので、非常にコスプレ感満載で実写だと違和感抜群なんですよね。竜宮レナの髪型を模した酷いカツラをつけた大根演技のかとみなちゃん、コスプレ感満載の衣装、、、そして隣には高校生に見えない圭一役の稲葉友。こ、これって、もう実写化成功か失敗かのレベルを超すヤバさな上に、え〜正直に言うと「ひぐらしのなく頃に」をパロディにしたコスプレ系AVを観ている気分になってしまうんです。 前原圭一役の稲葉友と竜宮レナ役の加藤美南ちゃんが見つめ合いながら演技している所を見ると 「あれ?この後、唐突にSEXシーンに突入しちゃうんじゃ?」 と想像してしまうって言いますか(サイテーな奴w)。コスプレ系AVも演技そこそこで唐突にSEXシーンに雪崩れ込むじゃないですか。そんな感じです(笑)。カツラ、衣装、演技全てに於いてキャラの作り込みが雑過ぎて、テキトーに作られたコスプレAV並のドラマ(失礼w)。 コスプレAV並、、このひどい最悪の事態を招いたのは、かとみなちゃんが原因ではありません。彼女は今回が演技初挑戦なので大根演技なのは仕方無いですし、何よりもアイドルとしての成長がコンセプトのNGT48ですから、かとみなちゃんの演技力については今後に期待出来ますし。個人的に恨むのは、かとみなちゃんにクソみたいな出来のカツラと、コスプレ衣装で演技をさせやがった製作陣の奴らですよ。特にカツラ!カツラが最悪過ぎて、そもそも竜宮レナに見えないし、そもそも加藤美南って言う売り出し中のアイドルが可愛く見えないし。これは由々しき問題ですよ、マジで(怒)。 「アイドルグループNGT48を主演に迎えたアイドルドラマなんですから、アイドルは可愛く撮らなきゃダメダメでしょ!」と、いつの間にやら説教中のアイドルオタ状態になってしまう自分でした(泣)。
鶴田忍の演技力で実現した超絶クオリティの大石蔵人に爆笑!
「ひぐらしのなく頃に」のメインキャラ竜宮レナ、園崎魅音、古手梨花、北条沙都子を演じるのが全てNGT48メンバーなので、まぁ似てないし、無理あるし。更に脇役では鷹野三四っていう重要キャラまでも北原里英っていうNGT48メンバー使っちゃうし。このキャスティングだけで、ひぐらしファンを激怒させそうな配役ではありますが、その中で圧倒的なクオリティで作り込まれているキャラクターが1人いるんです。それがオッサン刑事の大石蔵人です。 大石蔵人役を演じる鶴田忍のビジュアルと演技力が半端ない位に凄くて、何処からどう見ても大石蔵人にしか見えないキャラの超再現性に爆笑ですw。鶴田忍っていうおじさん俳優の声のトーンで発せられる台詞には違和感が無く、衣装含めハマりまくっていて、ひぐらしファンでも唸る程の、超絶クオリティの大石蔵人が拝めます。ここだけ、製作陣の本気のキャステング能力が発揮されてるっていう珍妙さが楽しいんですよねw。
ドラマ版ひぐらしはロケ地と残酷描写で意外な健闘ぶり!ゴミ置き場と金属バット殴りは良い出来!
キャスト陣に不満ありまくりの本作ですが良い所もチラホラあります。 一つは作品の舞台となる架空の村である雛見沢の再現性です。意外と健闘していて、ロケ地は自然溢れる景色により非常に雛見沢っぽいし古手神社も良い感じです。自然溢れる田舎道を圭一達が歩いて行く姿は、ひぐらしっぽさ全開ですし実写ならではのリアリティある雛見沢にワクワク出来ますし。よくぞ、こんなにも雛見沢っぽいロケ地見つけた物ですなと少しだけ製作陣をリスペクトですw。 特にゴミ置き場のセットはしっかりアニメのゴミ置き場を再現していてファンなら納得の良い出来だと思います。2007年の実写映画「ひぐらしのなく頃に劇場版」で観た、あの酷い出来のゴミ置き場とは雲泥の差ですw。今回のドラマ版ひぐらしでは、夕暮れのゴミ置き場が醸し出す、あのノスタルジーで寂れた雰囲気をしっかりと味わえます。 そして良い所の二つ目は残酷描写です。 残酷なシーンはアニメよりも実写の方がエグくて良いですね。特に圭一が金属バットで竜宮レナと園崎魅音を殴り殺すシーンは血のりブシャー!にバットで肉を打つ生々しい殴打の音が重なり、良い感じです。本作はスカパー放送なので地上波TVよりも残酷描写は過激に表現出来るからこそ、実現したシーンでひぐらしファンも納得の金属バット殴り殺しシーンでしたね。満足満足w。
前後編合わせて約100分のタップリ尺で描かれる鬼隠し編!
NGT48を売り出す為だけに製作されたであろう、この実写ドラマ「ひぐらしのなく頃に」は作品へのリスペクトを感じるかどうかは微妙ですが、この実写ドラマ化プロジェクト自体はかなり気合入ってるなと感じるんです。BSスカパー枠で放送されている本作ですが、何と1話約50分!中々のガッツリした尺を設けて製作されているドラマなんです。売り出し中のアイドルを主演に添える場合って地上波だと1話30分枠がまぁ普通だと思うんですけど、今回は1話50分枠。演技初挑戦のアイドルグループに1話50分のドラマを製作してくれるとは嬉しい限りです。デビューまもないNGT48に対しての期待の表れかも、、とファン目線の贔屓目が炸裂しております、自分w。 ってな訳でして本作は鬼隠し編を前後編合わせて約100分にタップリ尺で描かれているので、非常に余裕あるストーリー構成でアニメ版を余す事無く映像化してる感じです。勿論、キャストの演技やコスプレ感が目に付く所はありますがストーリー展開に矛盾した所は殆ど無く、しっかりと「鬼隠し編」を楽しめる構成になっております。
総評
竜宮レナ役の加藤美南と前原圭一役の稲葉友の雑でコスプレ感満載の実写キャラが痛すぎます(泣)。2人がラブコメ的な会話を交わす演技シーンがほぼコスプレ系AV並のドラマ状態でひどいです。かと思えば脇役の大石は超絶クオリティでキャラを作り込んでいて爆笑出来たりもしますし。 更にゴミ置き場も残酷描写も実写ならではの魅力を感じる事も出来たり、十分な尺と構成で描かれる鬼隠し編は丁寧さを感じたりと、すんごく悪い部分と良い所がまだら状になっている珍作とも言える実写ドラマです。正直ひぐらしファンは観なくて良いレベルですがNGT48ファンならば、もうちょい辛抱して次の「綿流し編」を観てから判断されてはどうでしょうか、ハイ、、(切実w)。 自分も取り敢えずは次も試しに観てみようかなと思っております。
実写ドラマ版ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編のオススメ度は?面白いのか?
オススメ度 30点
何か個人的に嫌い❗️
オススメ度とは?
0〜20点・・・サイテー激ヤバ作
30〜40点・・・何か個人的に嫌い
50〜60点・・・個人的に超好き
70〜80点・・・万人に勧める良作
90〜100点・・・最高な超傑作